書籍概要

  1. 無敵の簿記3級 第145回直前総まとめ
    教材種別:
    直前対策本
    出版社:
    TAC出版
    ページ数:
    136ページ
    サイズ:
    25.7 × 18.2 × 2 cm
    価格:
    1,080円(税込)

     第145回日商簿記検定3級対策用の直前対策本です。一発的中予想問題(1回分)の他に、新出題区分に関する情報(残高試算表の推定問題)や全国のTAC講師19名による「出題予想ランキング」、各問題ごとの攻略法を分かりやすくまとめた「日商3級出た順マスター」などが収載されています。

     また、第109回~第144回の出題実績をまとめた「重要仕訳ランキングBEST48」や、資料が読みづらい問題の対策法ををまとめた「袋とじ」、簿記3級受験生が押さえておくべき財務諸表のひな形や勘定科目別の要点ポイントをまとめた別冊「ネコの手BOOK」など、独学者にとって有益な情報も多数用意されています。

    管理人のレビュー

     「無敵の簿記」というイケイケな感じのネーミングとは裏腹に、内容は非常に堅実的で読みごたえのある1冊に仕上がっています。表紙のショートカットのお姉さんも無駄にかわいいです。

     個人的に良いと思ったコンテンツは、「新出題区分による日商簿記検定を「大解剖」」と「新出題区分に関する情報(残高試算表の推定問題)」です。

     「新出題区分による日商簿記検定を「大解剖」」では、前回試験で出題された仕訳日計表に関する記述や、最近の試験のトレンドなどが分かりやすくまとめられています。

     また、「新出題区分に関する情報(残高試算表の推定問題)」では、解答のプロセスが13ページに渡って分かりやすく丁寧に解説されています。

     残高試算表の推定問題に関しては第143回試験の第3問でも出題されているので、第145回試験でも同じような形式の問題が出題される可能性はじゅうぶんあります。本書を使って違いをきちんと押さえておきましょう。

    新出題区分による日商簿記検定を「大解剖」
    新出題区分による日商簿記検定を「大解剖」

    残高試算表の推定問題を完全マスター
    残高試算表の推定問題を完全マスター

     TACとしては「試験の直前に受験生に読んで欲しい本」という位置づけで本書を販売しています。

     ただ、第1問~第5問の直近の出題状況や新出題区分に関する情報、本試験でよく問われる問題の効率的な解き方が大問ごとに分かりやすくまとめられているので、個人的にはテキスト&トレーニングを消化して過去問対策にとりかかる前に本書を読むことをおすすめします。

     具体的には…まずはテキストとトレーニングで簿記3級の基本をマスターし、本書を使って本試験の出題状況や各問題ごとの効率的な解き方などを確認してから、過去問題集・予想問題集に進んでいくと効率的かつ効果的に勉強できると思います。

    的中実績と目次
    的中実績と目次

    TAC講師の出題予想ランキング
    TAC講師の出題予想ランキング

    重要仕訳ランキングBEST48
    重要仕訳ランキングBEST48

    日商3級出た順マスター(第5問)
    日商3級出た順マスター(第5問)

    別冊「ネコの手BOOK」と袋とじ
    別冊「ネコの手BOOK」と袋とじ

    財務諸表(B/S、P/L)のひな形
    財務諸表(B/S、P/L)のひな形

    理論の穴埋め問題(第2問・4問対策)
    理論の穴埋め問題(第2問・4問対策)

    一発的中予想問題
    一発的中予想問題

     価格は1,080円(税込)です。なお、TACの直販サイト「CyberBookStore」では定価の10%~15%オフ&送料無料で購入することができます。

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第145回をあてる(予想問題集)との違いは?

  1. 第145回をあてるTAC直前予想 日商簿記3級
    教材種別:
    予想問題集
    出版社:
    TAC出版
    問題数:
    4回分
    ページ数:
    108ページ
    サイズ:
    29.7 × 21 × 2 cm
    価格:
    1,080円(税込)

    直前対策本と予想問題集の違い

     受験生の方から「予想問題集と直前対策本の違いってなんですか?両方やる必要ってありますか?」という質問をよくいただきます。

     なんとなく、どちらも試験前の直前期にやるものなのかな?と思われるかもしれませんが、予想問題集は主に本試験で出題が予想される問題をたくさん解くために使う教材なのに対し、直前対策本は主に本試験に関する幅広い情報を効率的に収集するために使う教材です。

     確かに「出題予想や予想問題が付いている」などの共通点もありますが、出題予想の切り口も違いますし、収載されている予想問題も内容が異なりますので、可能であれば両方を使って勉強することをおすすめします。

     なお、直販サイトでは「予想問題集と無敵の簿記の2冊セット」を定価の15%~20%オフ&送料無料で購入することができるので、ネットで購入する場合は直販サイトの利用をおすすめします。

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管理人が実際に一発的中予想問題を解いてみました!

 第1問は、まず問2の手形の回収の処理に気をつけてください。この手形は現金を貸し付けたさいに手形貸付金勘定で処理しているので、返済してもらったときも手形貸付金勘定で処理します。

 また、問4に出てくる手形売却損は、「割引料●●円」のように問題で金額が与えられる場合もあれば、本問のように各自で算定する場合もあります。計算式自体は簡単ですので、きちんと押さえておきましょう。

 第2問は、補助簿の選択問題です。

 補助簿の選択は戻り(戻し)・値引の処理商品有高帳の取り扱いの2点がポイントになるので、過去問を使ってきちんと対策しておきましょう。

 仕入戻し・仕入値引は商品の個数や単価に影響を与えるので、仕入帳だけでなく商品有高帳にも記入します。また、売上戻りも商品が手元に戻ってくるので、売上帳だけでなく商品有高帳にも記入します。

 一方、売上値引は売上の利益部分を差し引く(修正する)だけなので、商品有高帳に記入する必要はありません。参考までに、以下の表をご確認ください。

補助簿の選択(返品・値引時に記入すべき帳簿)
仕入戻し 仕入値引 売上戻り 売上値引
商品有高帳 ×
仕入帳 × ×
売上帳 × ×

 また、8月26日の取引で他店振出小切手を受け取った場合の処理が問われていますが、当座預金ではなく現金の増加として処理する(現金出納帳に記入する)点に気をつけてください。

 第3問は、合計残高試算表の作成問題です。

 資料(B)が日付別で与えられているので、頻出する8勘定(現金・当座預金・受取手形・売掛金・支払手形・買掛金・仕入・売上)についてT勘定を設定して集計しましょう。その他の勘定科目は「その他」勘定に記入・集計します。

 まず、下書用紙に8つの勘定+その他勘定を書きます。

一発的中予想問題・第3問の下書き1
一発的中予想問題・第3問の下書き1(PDF版

 次に、平成×6年10月26日時点の各勘定の「借方に計上されている金額」および「貸方に計上されている金額」を記入します。金額自体は、資料(A)の合計試算表からひっぱってくるだけなので簡単です。

一発的中予想問題・第3問の下書き2
一発的中予想問題・第3問の下書き2(PDF版

 資料(B)の各日の取引を頭の中で仕訳して、8つの勘定に記入していきます。なお、売掛金と買掛金に関しては明細表を作成する必要があるので、下書きの売掛金勘定・買掛金勘定に金額を書き込むさいにはどの商店の増減なのかひと目で分かるようにしておくのがポイントです。

  • 売掛金
    • ち:千葉商店
    • と:東京商店
    • か:神奈川商店
  • 買掛金
    • ぐ:群馬商店
    • と:栃木商店
    • い:茨城商店
一発的中予想問題・第3問の下書き3
一発的中予想問題・第3問の下書き3(PDF版

 最後に8つの勘定を締め切ります。なお、本問は合計残高試算表を作成する問題なので、各勘定を締め切るさいにはいったん借方合計額・貸方合計額を計算したあとに残高の金額を求めるのがポイントです。

一発的中予想問題・第3問の下書き4
一発的中予想問題・第3問の下書き4(PDF版

 資料(B)の各取引は量が多くて面倒なものの、ひとつひとつの難度は高くないです。しいて挙げるとすれば、27日の「東京商店振り出しの小切手を渡した」を現金の減少として処理する点に気をつけてください。

 ちなみに、「解説130ページで紹介されている売掛金・買掛金の下書き」と「私の売掛金・買掛金の下書き」は、T勘定を分ける・分けない点が大きく異なりますが、初学者の方は2つを見比べて分かりやすいほうを参考にしてください。

 第4問は、語句記入(語群選択)の問題です。

 特に難しいところはありませんが、「試算表」を「資産表」と書いてしまう方が必ずいるので、解答時にはケアレスミスにじゅうぶん気をつけてください。

 第5問は、精算表の作成問題です。

 難度・ボリュームともに平均レベルなので、合格するためには短い解答時間で9割前後(30点満点中27点以上)を取らなければいけない問題です。

 なお、決算修正事項で当座預金の増加が2つ(1と7)出てきますが、答案用紙の修正記入欄は1行しか用意されていません。こういう場合はまとめて90,000円(=5,000円+85,000円)と記入しましょう。

一発的中予想問題の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
普通 普通 難しい 簡単 簡単
5分 10分 15分 40分 10分 30分 10分

質問掲示板のご案内

 本書の一発的中予想問題に関する質問は、簿記検定ナビ内の日商簿記検定3級に関する質問掲示板で受け付けております(もちろん無料です)。

 一発的中予想問題を実際に解いている&問題が手元にあるので、ご質問に対してすぐに回答できると思います。お気軽にご利用ください。

仕訳問題に関するQ&A

自分の解答と模範解答の勘定科目の上下が逆になっていました。不正解になりますか?
 仕訳は上下が逆になっていても正解です。

 本問ですと…例えば、問1の模範解答では前受金が上・売掛金が下になっていますが、この仕訳は売掛金が上・前受金が下でも構いません。問2以降も同様です。

勘定科目の漢字を間違えた場合、部分点はもらえますか?
 部分点はもらえません。

 勘定科目の漢字を間違えた場合は不正解になりますので、ケアレスミスにご注意ください。また、問題に列挙されていない勘定科目を使って解答した場合も不正解になります。

金額にカンマを付けないと不正解になりますか?
 不正解にはなりません。

 ただ、実務においてカンマを付けるのは当たり前のことですし、省略したからといって解答時間の短縮にはなりません。それどころか、見直しの時に見にくいだけです。

 このようにカンマを付けないメリットはなにもありませんので、金額には必ずカンマを付けましょう。

管理人さんの仕訳問題の解き方を教えてください。
 私はまず、問題に列挙されている勘定科目群に線を入れて「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」「その他」などに分けて見やすくします。

 そのさいに気になる勘定科目(本問の場合は「引出金」など)があったらマルで囲んで目立たせておきます。

 次に、問題文を読んで重要そうなところにアンダーラインを入れます。問2は「現金を貸し付けた際に」、問3は「普通預金口座」、問4は「当座預金口座」、問5は「30%」などです。

 上記の準備をしたうえで解答仕訳を考えますが、答案用紙にいきなり仕訳を書くのではなく、まずは問題用紙の余白部分に仕訳を書いて勘定科目のチェックをしてから答案用紙に書きます。

 ひと手間を加えるだけでケアレスミスをなくすことができますので、ぜひ参考にしてください。