第144回日商簿記検定3級の試験日から早1週間。今週(11月28日~)から全国の商工会議所で合格発表が始まりますが、このタイミングで市販の予想問題集のリアルな的中率を集計してみたいと思います。

対象教材と計算ルール

  • 第144回をあてるTAC直前予想 日商簿記3級(TAC)
  • 第144回試験 日商簿記3級 ラストスパート模試(ネットスクール)

 集計方法は至って簡単。第144回3級対策用の予想問題集に収載されていた問題が実際にどれぐらい的中したかを、100点満点=的中率100%として計算します。

 なお、第1問の仕訳問題に関しては、付属の仕訳カードや小冊子に掲載されていてもカウントしません。私自身、「仕訳カードや小冊子に載っていたから的中!」と言われても「えっ…なんでもありなの?」と思ってしまうので、今回は本体の予想問題で出題されたもののみをカウントします。

 逆に、第2問や第3問で予想していたものが第4問で出たなど、出題の場所が予想とズレた場合でも的中としてカウントします。

 さて、どのような結果になったでしょうか。ひとつひとつ検証してみましょう。

簿記3級

 第144回日商簿記検定3級では、以下のような問題が出題されました。

  • 第1問(20点)
    • 売上戻り
    • 預金の預け替え
    • 消耗品
    • 債権の貸倒れ
    • 手形取引
  • 第2問(8点):勘定記入(減価償却)
  • 第3問(30点):合計試算表
  • 第4問(12点):仕訳日計表
  • 第5問(30点):貸借対照表・損益計算書

TACの「あてる3級」のリアルな的中率は?

 第1問は、第3予想の問2で出題された「債権の貸倒れ」が的中していました。4題×@5問=20問のうち、1問だけというのはちょっとさみしいです。4点

 第2問は、第2予想の第4問で出題された「備品の減価償却に関する勘定記入」の問題がバッチリ的中していました。試験会場で問題を見た瞬間、TACの予想問題集に載っていた問題に似てる!と思いました。8点

「あてる3級」の第2予想の第4問
「あてる3級」の第2予想の第4問

 第3問は、プラスワン予想の第3問で出題された「合計試算表」の問題が的中していました。30点

 第4問は、第2予想の第3問で出題された「仕訳日計表」の問題が的中していました。総勘定元帳の形式も本試験とウリ二つでお見事でした。12点

「あてる3級」の第2予想の第3問
「あてる3級」の第2予想の第3問

 第5問は、第2予想の第5問で出題された「貸借対照表・損益計算書」の問題が的中していました。30点

 合計は…ダラララララララララララ(注・ドラムロールの音です)ドンッ!4・8・30・12・30で84点なのでリアルな的中率は84%!第2問・第4問はかなり細かいところまで当たっていますし、上々の結果といえるのではないでしょうか。

ネットスクールの「ラスパ3級」のリアルな的中率は?

 第1問は、第3予想の問4で出題された「債権の貸倒れ」が的中していました。4題×@5問=20問のうち、1問だけというのはちょっとさみしいです。4点

 第2問は、残念ながら的中なしでした。0点

 第3問は、第2予想の第3問で出題された「合計試算表」の問題が的中していました。30点

 第4問は、第3予想の第3問で出題された「仕訳日計表」の問題が的中していました。12点

 第5問は、第1予想・第3予想の第5問で出題された「貸借対照表・損益計算書」の問題が的中していました。30点

 合計は…ダラララララララララララ(注・ドラムロールの音です)ドンッ!4・0・30・12・30で76点なのでリアルな的中率は76%!こちらも合格点は超えているので、まずまずの結果だと思います。

まとめ

  • あてる3級(TAC):4点+8点+30点+12点+30点=84点(的中率:84%
  • ラスパ3級(NS):4点+0点+30点+12点+30点=76点(的中率:76%

 客観的な立場で的中率を集計した結果、かなりリアルな数字になりました。

 3級に関しては両方とも合格点(70点=70%)を上回る的中率を記録し、今回初めて出題された仕訳日計表にもバッチリ対応できていたので、この辺の抜かりない対応はさすがだと思いました。

 新論点や頻出論点がバランス良く含まれた市販の予想問題集は学習の総仕上げに最適な教材です。価格も3級は1,000円前後と手頃なので、過去問題集とうまく併用して勉強することをおすすめします。

 なお、ネットスクールのラストスパート模試は、今回をもって従来の形式(書籍)での販売が終了するそうです。知名度がある教材なのでもったいないような気がしますが…これも時代の趨勢でしょうか。

 一方、TACのほうは従来の形式(書籍)での販売が続きますので、第145回試験を受験される方は、お近くの書店または教材直販サイト(※定価の10%割引&1冊でも送料無料)でTACの予想問題集をお買い求めください。

TACの教材直販サイト

おまけ:簿記ナビ模試の的中率は?

 自分の予想を棚に上げて、他社の予想を偉そうに語るのは卑怯なので、簿記ナビ模試の今回の的中率も検証してみたいと思います。

  • 簿記3級の予想
    • 第1問
      • 資本の引き出し ハズレ
      • 売上取引・前受金 ハズレ
      • 固定資産の売却 ハズレ
      • 手形の割引き ハズレ
      • 所得税の源泉徴収 ハズレ
    • 第2問:勘定記入(売上原価) ハズレ
    • 第3問:合計残高試算表 ハズレ
    • 第4問:勘定記入(商品売買) ハズレ
    • 第5問:貸借対照表・損益計算書 的中!

 的中率は、第5問のみ的中で30点(30%)という結果でした…ぐぬぬ。

 簿記ナビ模試は1回分だけなので、TAC・ネットスクールの予想問題集(4回分)の的中率と単純に比較することはできませんが、かなり厳しい結果です。次回の第145回の予想で名誉挽回したいと思います!

 以上、第144回日商簿記3級 予想問題集のリアルな的中率は何%?…という記事でした。