書籍概要

  1. 第144回をあてるTAC直前予想 日商簿記2級

    教材種別:
    予想問題集
    出版社:
    TAC出版
    問題数:
    4回分
    ページ数:
    226ページ
    サイズ:
    29.7 × 21 × 2 cm
    価格:
    1,620円(税込)

     第144回日商簿記検定2級対策用の予想問題集です。4回分の試験問題の他に、切り離して使える仕訳カード(全40問)が収載されています。

     また、第144回試験の大問別の出題予想(第1予想~第3予想+プラスワン予想)、集中学習論点シート、過去の出題傾向と対策、繰り返しシートなど…独学者にとって有益な情報も多数掲載されています。

    管理人のレビュー

     TACの予想問題集の一番のウリは「解説が充実している」点です。「合格る(うかる)タイムライン」では時間配分や各問題ごとの解答ポイントが分かりやすくまとめられていますし、「合格る(うかる)下書用紙」では、各問題の下書きの書き方が数ページにわたって詳細にまとめられています。解説がここまで詳しい予想問題集は他にありません。

     また、全ての問題について「解き方レクチャー」という解説動画が用意されています。面倒な会員登録等は不要で、プロ講師による解説講義を気軽に受けられるので、独学受験生にとっては嬉しいサービスだと思います。

    合格るタイムライン&合格る下書用紙
    合格るタイムライン&合格る下書用紙

    解き方レクチャーの案内
    解き方レクチャーの案内

     第143回試験の的中実績や新出題区分の情報、第144回試験の出題予想なども掲載されています。また、問題用紙と答案用紙はこんな感じで綴じられているので、水色の紙を残してグッと引き抜くと取り外すことができます。

    前回の的中実績はこんな感じです
    前回の的中実績はこんな感じです

    新出題区分の情報と出題予想
    新出題区分の情報と出題予想

    こんな感じで取り外します
    こんな感じで取り外します

    問題は1回分ずつ持ち運べます
    問題は1回分ずつ持ち運べます

     実際に全ての問題を解いてみたんですが、商業簿記(第1問~第3問)はかなり難しいです。特に第3予想・プラスワン予想の第3問は、作問する側の私もかなり難しく感じたので、1回目で思うように点数が取れなくても落ち込む必要はありません。2回目で目標点が取れるように、きちんと復習しておきましょう。

     一方、工業簿記(第4問・第5問)は、いずれも基本的な問題ばかりです。1回目で目標点が取れなかった方は、危機感を持って復習に力を入れてください。なお、2回目では「40点満点を取る」ではなく、「短い解答時間で40点満点を取る」ことを目標にしましょう。

     仕訳カードには「左上のリングを通す部分」や「各仕訳カードの境界線」にミシン目加工が入っているので、簡単にカードを切り離してリング穴を作ることができます。紙質もしっかりしているので使いやすいと思います。

    仕訳カード1
    最初はこんな状態です

    仕訳カード2
    本体から切り離します

    仕訳カード3
    重要度でランク分けされています

    仕訳カード4
    裏面には解説が載っています

     価格は1,620円(税込)です。なお、TACの直販サイト「CyberBookStore」では定価の10%~15%オフ&送料無料で購入することができます。

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    Amazonで購入(定価)

    楽天ブックスで購入(定価)

    予想問題集と直前対策本の違い

     受験生の方から「予想問題集と直前対策本の違いってなんですか?両方やる必要ってありますか?」という質問をよくいただきます。

     なんとなく、どちらも試験前の直前期にやるものなのかな?と思われるかもしれませんが、予想問題集は主に本試験で出題が予想される問題をたくさん解くために使う教材なのに対し、直前対策本は主に本試験に関する幅広い情報を効率的に収集するために使う教材です。

     確かに「出題予想や予想問題が付いている」などの共通点もありますが、出題予想の切り口も違いますし、収載されている予想問題も内容が異なりますので、可能であれば両方を使って勉強することをおすすめします。

     なお、直販サイトでは「予想問題集と無敵の簿記の2冊セット」を定価の15%~20%オフ&送料無料で購入することができるので、ネットで購入する場合は直販サイトの利用をおすすめします。

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管理人が実際に問題を解いてみました!

第1予想

 第1問の問2・問4は日商が公表しているサンプル問題の類題です。問2の利息分については、購入時に費用処理しておいて決算時に未経過分を振り替える方法もあります。参考までにご確認ください。

参考1・購入時に利息を費用処理する方法
(借)備品 540,000
(借)支払利息 27,000
 (貸)営業外支払手形 567,000
参考2・決算時に未経過分の手形が1枚ある場合の仕訳
(借)前払利息 5,400
 (貸)支払利息 5,400

 第2問は有価証券に関する問題です。売買目的有価証券・その他有価証券・満期保有目的債券の基本的な処理が問われている問題なので、初見でも8割以上は得点したい問題です。

 売買目的有価証券は洗替方式を適用しているので期首に再振替仕訳をする必要があること、また、期末に評価替えをするさいには購入手数料(9,000円)の存在を忘れないように気をつけましょう。

 その他有価証券は売買目的有価証券と同様に、期末に評価替えをするさいには購入手数料(16,000円)の存在を忘れないように気をつけましょう。

 満期保有目的債券は、購入日・利払日・期末日の利息の受け払いの処理がポイントになります。また、時価はダミーデータなので、評価替えしないように気をつけましょう。

 第3問は貸借対照表の作成問題です。本問は、「売上原価対立法による場合の売上割戻の処理」と「貸倒引当金の個別評価・一括評価」の2点がポイントになります。

 「売上原価対立法による場合の売上割戻の処理」については、売上値引・割戻は売上戻りと違って商品が戻ってこないので、売上収益の取り消しのみを行います。売上原価・商品勘定を動かさないように気をつけましょう。

 「貸倒引当金の個別評価・一括評価」については、第142回試験までは各売上債権の回収可能性に関係なく、売上債権を一括評価して貸倒引当金を設定していましたが、第143回試験からは回収可能性を加味して貸倒引当金を設定することになりました。

 具体的には…回収可能性の低い債権(=貸倒れる可能性が高い債権)は個別に評価して貸倒引当金を設定し、回収可能性に問題のない債権は今までどおり一括評価して貸倒引当金を設定します。

 実際に金額を計算するさいは「個別評価すべき分」と「一括評価すべき分」をきちんと分けて考えましょう。

  • 個別評価する場合の貸倒引当金の計算式:(債権の期末残高-担保処分見込額)×貸倒設定率
  • 一括評価する場合の貸倒引当金の計算式:債権の期末残高合計×貸倒設定率
  • 個別評価すべき分:(6,500円-0円)×50%=3,250円
  • 一括評価すべき分:(136,500円+175,500円-6,500円)×2%=6,110円

 なお、答案用紙の繰越利益剰余金の金額は、損益計算書を自作して「決算整理前の繰越利益剰余金+当期純利益」を計算するか、貸借対照表の貸借差額で計算する必要があります。ただ、決算整理事項等の処理をひとつでも間違えると金額が合わなくなるので、ここは最初から捨ててしまっても良いと思います。

 また、答案用紙の末尾に、「その他有価証券評価差額金の解答にあたり、評価差損である場合にも金額の前に「△」を付けること」という指示があるので、△マークを付け忘れないように気をつけてください(※貸倒引当金や減価償却累計額には△マークを付けてはいけません)。

 第4問は費目別計算の問題です。各費用を適切に分類できるかどうかがカギになりますが、中でもよく間違えやすいのが棚卸減耗損特許権使用料です。棚卸減耗損は間接材料費ではなく間接経費として処理し、特許権使用料は外注加工賃とともに直接経費として処理します。

 本問は、「間接経費として製品原価に算入する」「直接経費として処理する」という指示がありましたが、指示がなくてもきちんと分類できるようにきちんと覚えておきましょう。

  • 特許権使用料:直接経費
  • 棚卸減耗損:間接経費
  • 法定福利費:間接労務費
  • 福利厚生費:間接経費

 なお、答案用紙の月次製造原価報告書から月次損益計算書への流れがイマイチ理解できていない方は、解説16ページの勘定連絡図を使って勘定の流れを今一度確認しておきましょう。本問を理解するうえでとても大事な図です。

 第5問の直接原価計算&CVPは簡単なので特に問題ないと思いますが、全部原価計算と直接原価計算の営業利益の関係は、「ぜんちょくまっしゅ(全直末首)」という謎の語呂で覚えてしまいましょう。

  • 部原価計算の営業利益-接原価計算の営業利益=期仕掛品・製品に含まれる固定製造間接費の金額-期仕掛品・製品に含まれる固定製造間接費の金額

または

  • 部原価計算の営業利益=接原価計算の営業利益+期仕掛品・製品に含まれる固定製造間接費の金額-期仕掛品・製品に含まれる固定製造間接費の金額

 なお、MS社は当期から製品Aを製造しているので期首・期末の仕掛品・製品はありません。よって、全部原価計算の営業利益=直接原価計算の営業利益=4,560,000円になります。

★第1予想の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
普通 普通 難しい 簡単 簡単
5分 15分 20分 40分 15分 15分 10分

第2予想

 第1問は、問3の借方の勘定科目が「未収金(第142回試験まではこの勘定科目が使われていました)」ではなく「未収入金」になる点にご注意ください。

 問4の振込料324円については、解説32ページのように「振込料の仕訳(→立替金を計上)」と「振込時の仕訳(→立替金を振替)」を分けて考えると分かりやすいと思います。

 第2問は、銀行勘定調整表に関する問題です。非常に簡単な問題なので、単に20点満点を取るだけではなく、短い解答時間で20点満点を取ることを目標にしましょう。

 なお、(1)の貸借対照表に計上される当座預金の金額は、問題資料の銀行勘定調整表(銀行残高基準法)から計算するのは分かりづらいので、当座預金勘定残高472,500円に①③④の仕訳を加味して計算しましょう(②⑤は仕訳なし)。

 第3問は損益計算書の作成問題です。備品の下取りの処理が少し難しいですが、役務収益・役務原価の処理については分かりやすい指示が入っていますし、その他の部分はおおむね過去問レベルなので初見でも高得点を狙いたい問題です。

 備品の下取りの処理に関しては、当期の減価償却費の計上が行われていない分だけ固定資産売却損が過大に計上されているので、決算において金額を修正します。具体的には、固定資産売却損の一部(25,500円)を減価償却費に振り替えます。

 なお、備品に関しては減価償却方法が200%定率法になっていて、しかも償却率が「各自推定」となっているので、「1÷耐用年数×200%」という計算式に当てはめて償却率40%(=1÷5年×200%)を求めましょう。この計算式はきちんと覚えておいてくださいね。

 また、貸倒引当金繰入の計上場所に気をつけてください。貸付金等の営業外債権にかかる貸倒引当金繰入は「営業外費用」の欄に計上します。

 さらに、広告宣伝費の「毎期同額を11月末日に過去1年分として支払っている」という指示ですが、通常は「毎期同額を11月末日に向こう1年分として支払っている」というパターンが多いので手が止まってしまった方もいたかもしれません。

 このような場合は「期首の再振替仕訳」と「1年分を支払った時の仕訳」を書きだしてみると、決算整理前残高試算表の1,008,000円が8か月分の金額であることが分かるので、1か月あたりの金額126,000円(=1,008,000円÷8か月)を計算したうえで、12月1日から3月31日までの4か月分の費用を見越計上します。

参考1・期首の再振替仕訳
(借)未払費用 4か月分
 (貸)広告宣伝費 4か月分
参考2・1年分を支払った時の仕訳
(借)広告宣伝費 12か月分
 (貸)現金など 12か月分

 第4問は費目別計算の基本的な問題です。外注加工賃の資料が未払額ではなく前払額になっている点と、水道光熱費は支払額ではなく測定額の金額を使う点に気をつけてください。

 第5問は等級別総合原価計算の簡単な問題です。本問の仕損品には処分価値があるので、直接材料費の完成品総合原価および月末仕掛品原価を計算するさいに、実際消費額4,155,000円から処分価値81,000円(=@540円×150箱)を控除します。

 なお、問5の「等級製品ALの完成品単位原価」は100gあたりの金額が問われています。ケアレスミスで1gあたりの金額を解答しないように気をつけましょう。

★第2予想の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
普通 簡単 普通 簡単 簡単
5分 15分 15分 40分 20分 15分 10分

第3予想

 第1問は、勘定科目の「現金預金」に気をつけてください。本問の場合、勘定科目のチェックを疎かにして「現金」や「当座預金」で解答した場合、問1・問2・問4の3問が不正解となり、それだけでマイナス12点になってしまいます。ちなみに、この「現金預金」は第124回試験で実際に出題されています。

 また、問5の電子記録債権・債務については、問題文に「取引銀行を通じて電子債権記録機関に債務の発生記録を請求した」とあるので、買掛金勘定を電子記録債務勘定に振り替えます。

(借)買掛金 450,000
 (貸)電子記録債務 450,000

 なお、仮に問題文の指示が「取引銀行を通じて電子債権記録機関に電子記録債権の譲渡記録を行った」という場合は、買掛金勘定と電子記録債権勘定を相殺する仕訳を切ります。本問の処理とあわせてご確認ください。

(借)買掛金 450,000
 (貸)電子記録債権 450,000

 第2問は、○×方式や穴埋方式の理論問題です。これまでにこのような形の問題が出題されたことはありませんが、日商が公表しているサンプル問題に○×方式や穴埋方式の理論問題があるので、最低限の対策を講じておく必要があります。

 問1の3の構築物はやや難しいので落としてしまっても構いませんが、その他はいずれも例題レベルの理論問題です。間違えてしまったところはテキストに戻ってきちんと復習しておきましょう。

 なお、問3の問題文に「その番号を答案用紙に記入しなさい」という指示があるので、問3は語群の言葉(用語)ではなく番号で解答する必要があります。問題文を読むさいにアンダーラインを引くなり、丸で囲むなりして重要な指示を見落とさないように気をつけましょう。

 第3問は損益計算書の作成問題です。第2予想の損益計算書作成問題よりも難度が高くボリュームも大きいので、初見ではなかなか点数が取れないと思います。

 まず、資料Ⅱの未処理事項等の3.の貸付金ですが、解説61ページの「なお、貸付金を電子記録債権に記録しても、科目の振り替えは行わないことに注意します」という一文をすんなり理解できない場合は、一度、貸付金を電子記録債権に振り替えたうえで、譲渡記録の仕訳を考えると分かりやすいです。

(借)電子記録債権 150,000
 (貸)貸付金 150,000
(借)現金 145,500
(借)貸付債権売却損 4,500
 (貸)電子記録債権 150,000

 次に、資料Ⅲの決算整理事項等の4.で計上する貸倒引当金繰入の場所に気をつけてください。

 受取手形・売掛金・クレジット売掛金・電子記録債権などの売上債権にかかる貸倒引当金繰入は「販売費及び一般管理費」の欄に計上しますが、貸付金等の営業外債権にかかる貸倒引当金繰入は「営業外費用」の欄に計上します。

 また、資料Ⅲの決算整理事項等の8.の減価償却の処理はかなり難しいです。

 減価償却費を月次決算で計上する問題は過去に何度も出題されていますが、本問のように年間確定額と月次計上額合計との差額を期末決算で調整する問題は一度も出題されていません。しかも、備品にいたっては誤処理の影響も考慮しなければいけないので、ここは最初から捨ててしまっても構いません。

 第4問は標準原価計算に関するです。簡単なので特に解説するところはありませんが、問2のパーシャルプランに関しては、材料勘定・賃金勘定・製造間接費勘定から仕掛品勘定に原価を振り替えるさいに実際原価を使うので、各空欄には資料2の「当月の実際原価のデータ」の当月製造費用の金額が入ります。

 第5問は工程別総合原価計算の問題です。第4問と同様に簡単な問題なので特に解説することはありませんが、過去の本試験では、第1工程完了品(本問の場合は1,200個)のすべてではなく一部のみを第2工程に振り替える問題が出題されたことがあります。

 よって、工程別総合原価計算の問題を解くさいには、第1工程から第2工程に振り替えられる個数のチェックを忘れないようにしてください。

★第3予想の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
簡単 簡単 難しい 簡単 簡単
5分 10分 15分 50分 15分 15分 10分

プラスワン予想

 第1問の問1・問4・問5は日商が公表しているサンプル問題の類題です。問4は利益準備金および資本準備金の要積立額を、配当金の金額に応じて按分しなければいけないので難度が高いです。

 また、別途積立金600,000円については繰越利益剰余金から振り替えるか、その他資本剰余金から振り替えるかの明確な指示がありませんが、その他資本剰余金を別途積立金(任意積立金)に振り替えることはできないので、消去法で繰越利益剰余金から振り替えると判断します。

 スッキリシリーズのテキスト(第8版)をお使いの方は、20・21ページの「株主資本の計数変動」の解説②をご確認ください。

 第2問は株主資本等変動計算書に関する問題ですが、記入すべき金額欄にカッコが付いているので初見でもそこそこの点数が取れたと思います(※第138回・第142回試験で出題されたさいもカッコが付いていました)。

 ただ、最近の難化傾向を勘案しますと、次に株主資本等変動計算書の問題が出題される場合は、答案用紙の金額欄にカッコが付かない可能性も十分に考えられます。カッコが付かなくても解答できるように、各自で対策しておきましょう。

 なお、6月28日のその他資本剰余金の資本組入は今回から新たに試験範囲になった論点ですが、仕訳自体はその他資本剰余金勘定を資本準備金勘定に振り替えるだけなので簡単です。

 また、10月1日の吸収合併に関しては、承継する資産・負債を帳簿価額ではなく時価で引き継ぐ点がポイントです。そのうえで、引き継いだ資産・負債の貸借差額(28,500,000円)と新たに交付した株式の金額(36,000,000円)との差額をのれん勘定で処理します。

 第3問は精算表の作成問題です。売上原価に算入する商品評価損の処理や有形固定資産の取得原価等の計算、前回試験の第2問でも出題されたソフトウェアの一連の処理など、全体的に難度が高く、しかも処理すべき量がかなり多いです。

 仮に、本試験でこのレベルの問題が出題された場合は、最初から満点を狙わずに難しいところは思い切って捨てて、分かるところを確実に埋めて部分点を積み上げていきましょう。

 例えば、精算表の一番下の当期純利益は、まさに「労多くして功少なし」の典型例なので、よっぽど自信のある方以外は計算する必要はありません。よって、損益計算書欄・貸借対照表欄の合計も空欄のままで構いません。

 第4問は部門別原価計算の問題です。こういう簡単な問題を取りこぼすと合格が厳しくなりますので、ケアレスミスには十分気をつけてください。

 第5問は直接原価計算の問題です。問1の全部原価計算方式と問2の直接原価計算方式の大きな違いは製造間接費の金額です。前者には固定製造間接費2,700,000円を含めますが、後者の場合、固定製造間接費は全額、期間原価になるのでここには含めません。

 本問は、この点をきちんと理解できていれば短い解答時間で20点満点を狙える問題です。

★プラスワン予想の「各問題の難度」と「解答時間の目安」
準備 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問 見直し
普通 普通 難しい 簡単 普通
5分 15分 20分 40分 15分 15分 10分

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