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★ 収益の借方と貸方
投稿日 : 2012/01/02 00:07
投稿者 ゆず
参照先
初めまして。質問失礼いたします。

最近簿記の世界に足を踏み入れたばかりの超初心者です。
スッキリわかるを使って独学で勉強中なのですが初っ端からつまづいてしまいましたorz


仕訳の際の収益の記入についてです。

収益が発生したら右側に記入、なくなったら左側に記入、ということなのですが
これがどうしてもわかりません。

なんとなく全体的にプラスイメージは左、マイナスイメージは右と覚えているのですが、
預金利息とかもらったら嬉しいから左かなーと思うのですがこの考えが既に駄目なんでしょうか・・・。

テキストの解説には資産の増加原因だから資産と逆とあるのですが、・・・・???という感じです。

わからないままテキストを進めていたら(雑益)30(現金過不足)30と書いて見事に間違えました・・・。



こんな初歩的な質問していいのかちょっと不安なのですが切実にわかりません。
どなたかわかりやすく教えていただけると本当に助かります!よろしくお願いします!

★ Re: 歎異複雑複式簿記 ( No.4 )
投稿日 : 2016/11/26(Sat) 17:53
投稿者 青山 洋
参照先
少し長くなりますが、4年前の説明を補足したいと思います。

複式簿記は個々の取引を記録する物なので、取引について最初に考えます。

A.取引について
 取引では、当方が所有している物を相手に提供し、相手が所有している物を受取り、それにより両取引物の同時等価交換がなされます。従って、取引は、相手への提供物と相手からの受取物から成り立っています。言い換えると、取引は相手への提供物(と提供物)だけからなるとか、相手からの受取物(と受取物)だけからなる、と言うことは決してなく、必ず相手への提供物と相手からの受取物からなる、と言うことです。そして、取引により、当方の所有物は、相手に提供した物から、相手から受取った物に変化することになります。従って、両取引物の記録が同じものを示しているなら、何らかの変換がなされていることになります。

B.複式簿記について
1.取引物の名称
 複式簿記では取引物の集計結果を分析しやすいように、取引物をその特性により5要素に分類しています。それらは、資産、費用、負債、純資産、及び収益です。
しかし、これらは取引物群そのものを一般名で示したものではなく、取引物と交換された(または交換される)現金の名称---即ち勘定名---で示したものです。5要素を一般名に言い換えると、資産は同じ資産ですが、費用は消滅財、負債は返済保証(又は自社宛債権とか借用書)、純資産は自社新株(と付加価値)、そして収益は自社商品となります。簿記では現金は如何なる場合も現金で表現され、〜金とか〜費で示されることはありません。

2.現金の増加と減少の表現
複式簿記では資産の増加は左側の借方に、そして、資産の減少は右側の貸方に記入すると一義的に決められています。現金は資産に属するので、現金の増加---即ち現金の受取---は左側の借方に、現金の減少---即ち、現金の提供---は右側の貸方に記入されることになります。
理論的に考えると、現金の増加を記入するのに、それを左側に記入しなければならない必然性はありません。現金の増加を右側に記入する方式も、全く同様に存在します。複式簿記は、その2種類の可能な方式の内の一方の方式を採用しているのです。

3.左に借方、右に貸方の表記
2つの可能性のある方式の内の一方を採用していることは明確に宣言せねばなりません。
その宣言する方法として、左側に借方、右側に貸方を表記すると言う、良く言えば、しゃれた粋な方法を用いているのです。それは、悪く言えば、分かり難い方法です。
もしも仮に、もう一方の方式を用いた場合には、左側に貸方、右側に借方と表記することになります。
借方が左を貸方が右を意味するのではなく、借方を左に貸方を右に表記することにより、左が現金の受取側で右が現金の提供側であること---即ち、現金を右側通行で遣り取りすること---を示しているのです。

4.取引の表現
 「取引の8要素変化の結合関係表」の左側には、4種類の借方要素(---資産の増加、負債の減少、純資産の減少、費用の発生---)が示され、右側には4種類の貸方要素(---資産の減少、負債の増加、純資産の増加、収益の発生---)が示されています。そして、如何なる取引も、何れかの借方要素と何れかの貸方要素との組合せにより表現されますが、その内、現実に良く起こる取引は、借方要素と貸方要素が線で結合して示されています。
この表によれば、何れの借方要素も、貸方の資産の減少(---即ち現金の提供---)と結合されています。従って、借方要素は、何れも取引物の受取を示していることになります。
また、何れの貸方要素も、借方の資産の増加(---即ち現金の受取---)と結合されています。従って、貸方要素は、何れも取引物の提供を示していることになります。
従って、現金を右側通行で遣り取りすれば、何れの取引物も右側通行で遣り取りされることになります。

5.仕訳の方法
 それ故、仕訳は次の様にすれば良いことが分かります。
a.当方と相手が互いに向き合って、両者の取引物を右側通行で交換する。
b.左側の受取物は、勘定名に変換して伝票の左側に記入する。
c.右側の提供物は、勘定名に変換して伝票の右側に記入する。

C.補足
1.増加と減少
 資産の受取と提供が、それぞれ、資産の増加と減少を意味することに、何の違和感も生じません。
 消滅財は受け取ると消滅するので、提供(減少)する取引に用いることは出来ません。
返済保証と自社新株は最初に当社が提供しなければ市場側には存在しないので、提供した時が増加で、回収して受取った時が減少です。これらが+の値として存在するなら、市場側に存在する、と言うことです。資産の場合は、+なら当方に存在することなので、両者は対称的です。
自社商品は市場に提供することが本来の目的で、回収することは例外的なことなので正式な取引には含まれません。仮に回収が有った場合は、逆の仕訳で取り消されます。

2.船の航行との関係
 複式簿記は大航海時代に始まっているので、船と関係が有ります。
船の航行は昔から右側通行なので取引物も右側通行が採用されたのだと思われます。
また、船は右側通行なので、すれ違う時の左側が特に重要です。その為に船の左舷には注意を引く赤色灯が付けられ、右舷には青色灯が付けられています。このことから赤は左、青は右を連想できたでしょう。入金は現金の帳簿の左側に転記し、出金は右側に転記せねばなりませんが、言葉の違う人にも分かるように、入金は赤色の伝票に出金は青色の伝票に書いたものと思われます。

3.取引、簿記、及び財務諸表
 取引、簿記、及び財務諸表を矛盾なく把握する為には、取引物の一般名が勘定名に変換されていることに十分注意せねばなりません。
★ まずは取り敢えずその形で暗記、そのあと理屈を ( No.3 )
投稿日 : 2012/09/06 11:56
投稿者 Vis
参照先
こんにちは

〜〜〜〜〜
資産、費用は借方(左側)
負債、純資産(資本金)、収益は貸方(右側)
に記入された時に増加し、反対側に記入された時に減少します。
〜〜〜〜〜
↑これだけでいいので暗記してください。
簿記の基礎中の基礎です。

じゃあ何で全部「借方(左側)に記入された時に増加し、貸方(右側)に記入された時に減少させる」
という様にしないの?
と思うかもしれませんが、これは今聞くと余計混乱すると思います。

上の方が仰っているように最初はカタチを覚えましょう。
そのあとようやく何故そうなるのかが見えてきます。

3級2級は出題範囲の計算の仕方を覚えれば合格できます。
理屈を考えなくても、カタチを暗記して取り敢えず計算出来れば良いのです。
しかも暗記しなければならない範囲も、たいして大きくないです。
3級⇒2級⇒1級とステップアップして行く段階で「あ〜こういう考え方があったからあんなことしてたんだ〜」と思えるようになるのです。
逆に言えば最初から理屈を学ぶとワケ分からなくなってしまうのです。

〜最後に〜
右側、左側と言わないで借方、貸方という癖をつけましょう。
2級の工業簿記で必要ですし、簿記を知ってる人なら借方、貸方といいます。
なぜ借方、貸方と言うのか?など私は知りません。(というか諸説あって専門家でも分からないみたいです)
英語でライトとレフトと言うのと同じです。
★ 取引物と勘定科目の関係 ( No.2 )
投稿日 : 2012/09/03 21:58
投稿者 青山 洋
参照先
拝啓
ゆず様の「収益の借方と貸方」に関して
 数年前に雑誌「食品工業」に「商取引の右側通行による等価交換と複式簿記」と言う記事を書きました。それを要約すると以下の様になります。

➀各商取引は、右側通行による等価交換と考えて、相手から受取った取引物は左側に、相手に渡した取引物は右側に書いて記録するのが、最も簡単です。複式簿記でも、この方式が採用されていますが、金銭価値の増減を問題にしている為に、資産以外の取引物は、通常の名称ではなく、勘定科目(その取引物と交換されたお金の名称)で表現されているので、この右側通行が見破りにくくなっています。

➁お金を得る為に相手に渡したものが、自社発行の借用書、株券、または、自社製品の場合には、それぞれ、負債、純資産(資本)、収益(売上)と表現されます。そして、お金を渡して相手から受取ったものが、有形物なら資産、サービスなどの無形物なら費用と表現されます。この為に、財務諸表では、左側に資産と費用、右側に負債、純資産、収益が示されています。この様に、資産以外は、左側通行の様に見えるのは、勘定科目が用いられているからです。

➂右側通行であることを示す為には、左側に↓、右側に↑と表示すれば良いのですが、複式簿記では、左側に借方、右側に貸方と書いて、お金を借りた時と貸した時のお金の流れで表現されています。

 この考え方が一番分かり易いのではないでしょうか。
                                敬具



★ 必要最低限のことは覚えてください。 ( No.1 )
投稿日 : 2012/01/02 00:06
投稿者 田口泰久@管理人
参照先 http://www.boki-navi.com/
ゆずさん、こんばんは。

>収益が発生したら右側に記入、なくなったら左側に記入、ということなのですがこれがどうしてもわかりません。

>なんとなく全体的にプラスイメージは左、マイナスイメージは右と覚えているのですが

分かる・分からないの問題ではなくて、必要最低限のルールは覚えてください。
また、必要最低限のルールは「なんとなく」ではなく「正確に」覚えてください。
スッキリですと、第1章の【簿記の基礎】できちんと説明されているはずです。

必要最低限のルールを覚えて勉強を進めれていけば、自然に「収益の発生」が右側(貸方)にくる理由も分かります。
がんばってください。
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