日商簿記検定3級 第151回総評(過去問分析)

第1問 仕訳を制する者が日商簿記3級を制する!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。

 問3・問5は手数料や利息の金額を各自で計算する必要がありますが、丁寧な指示が入っていたので初見でもじゅうぶん対応できたと思います。その他の3つは、いずれも過去問類似問題です。

 難易度アンケートでは、60%以上の受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。仕訳対策・過去問対策をきちんとやっていた方は、短い解答時間で20点満点が取れたのではないでしょうか。

第2問 パズルのような勘定記入問題。分かるところから埋めていきましょう!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【勘定記入】に関する問題です。

 総勘定元帳・買掛金の勘定口座を取引先ごとに分解したものが、買掛金元帳(北海道商店・沖縄商店)になることを理解していれば簡単です。

 難易度アンケートでも、60%近くの受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 何度も繰り返し出題されている試算表作成問題。ケアレスミスに気をつけて!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は【合計試算表】の作成問題です。

 13日の「両替時の手数料の支払い」など目新しい取引もいくつか出てきましたが、全体的な難度・ボリュームはやや簡単~平均レベルの問題です。

 難易度アンケートでも、60%以上の受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。短い解答時間で30点満点を狙いましょう。

第4問 商品有高帳の作成問題。売上戻りの処理がポイントです。

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【帳簿記入(商品有高帳)】の問題でした。

 問題全体の難度はたいしたことがないものの、解き方を工夫しないと意外と時間がかかります。復習するさいは「なにが問われているのか」「どうすれば簡単に解けるか」を常に意識しましょう。

 難易度アンケートでは、50%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第5問 いたって普通の財務諸表作成問題。ケアレスミスに気をつけて!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【財務諸表】の作成問題でした。

 決算整理事項等4の訂正仕訳は少し難しいかもしれませんが、その他は過去に何度も出題されているパターンの問題です。

 難易度アンケートでも、60%近くの受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。第3問と同様に、短い解答時間で30点満点を狙いましょう。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 第151回日商簿記検定3級は難度・ボリュームともに、やや簡単~平均レベルの問題が多かったです。過去問や予想問題を使ってきちんと勉強していれば、余裕をもって合格できる試験回だったと思います。

 難易度アンケートでも、60%以上の受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。このまとめを書いている時点ではまだ合格発表が始まっていませんが、やや高め(45%前後)の合格率になりそうです。

問題を解く順番について

 日商簿記検定に限らず、資格試験の問題は簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解くのが鉄則です。試験開始の合図とともにすぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題をチェックして、簡単な問題・自分の得意な問題から順番に解いてください。

第152回試験の対策について

 第1問の仕訳問題に関しては、今回と同じように過去問類似問題をベースとした出題が予想されますが、1問か2問は難度の高い問題が出題される可能性もじゅうぶんに考えられます。

 このような問題が出題された場合は、問題に列挙されている勘定科目や問題文の指示などをヒントにしてなんとか解答仕訳を考えましょう。テンパってしまって解答時間を浪費しないように気をつけてください。

 第3問は試算表作成問題が鉄板ですが、今回よりも難度の高い&分量の多い問題が出題される可能性もあります。過去問や予想問題を何度も解いて処理スピードのアップを図っておきましょう。

 第5問の最近の出題状況は以下のとおりです。精算表作成問題よりも財務諸表作成問題がよく出題されています。

 第152回は、順番的には精算表作成問題になりますが、ここ最近の出題頻度を勘案しますと…2回連続で財務諸表作成問題が出題される可能性もじゅうぶんあります。どちらが出題されても対応できるように準備しておきましょう。



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