第151回日商簿記検定3級 第2問(勘定記入)の過去問分析

第2問 パズルのような勘定記入問題。分かるところから埋めていきましょう!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【勘定記入】に関する問題です。

 総勘定元帳・買掛金の勘定口座を取引先ごとに分解したものが、買掛金元帳(北海道商店・沖縄商店)になることを理解していれば簡単です。

 難易度アンケートでも、60%近くの受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

問題の解き方

 問題資料で与えられている各勘定から10月中の取引の仕訳を考えたうえで、空欄になっている語句・金額をどんどん埋めていきましょう。

 なお、主要簿である総勘定元帳の摘要欄には相手科目(勘定科目)を、補助簿である買掛金元帳の摘要欄には取引内容を書きます。両者を混同しないように気をつけましょう。

  • 総勘定元帳:主要簿(摘要欄には相手科目を書く)
  • 買掛金元帳:補助簿(摘要欄には取引内容を書く)

 また、問題に列挙されている語群は「前繰越」「次繰越」です。うっかり「前期繰越」「次期繰越」と書かないように気をつけてください。

前月繰越・次月繰越の金額

 まず始めに、各勘定の前月繰越・次月繰越欄の金額を埋めてしまいましょう。いずれも差額で求めることができます。

 前月繰越に関しては、買掛金勘定が330,000円(=210,000円+120,000円)、北海道商店が210,000円、沖縄商店が120,000円であることが分かります。

 次月繰越に関しては、買掛金勘定が293,000円(=95,000円+198,000円)、北海道商店が95,000円、沖縄商店が198,000円であることが分かります。

 よって、買掛金勘定の10月31日の欄には「次月繰越(C)」、北海道商店勘定の10月1日の欄には「前月繰越」、同10月31日の欄には「次月繰越」「95,000(④)」、沖縄商店勘定の10月1日の欄には「前月繰越(E)」「120,000」、同10月31日の欄には「次月繰越」が入ります。

第2問の下書き1

10月8日の取引

10月8日の仕訳
(借)仕入 418,000
 (貸)買掛金・沖縄 418,000

 沖縄商店勘定の「10/8 仕入れ 418,000」から、沖縄商店から商品418,000円を掛けで仕入れたことが分かります。

 よって、買掛金勘定の10月8日の欄には「仕入(D)」「418,000(③)」が入ります。

第2問の下書き2

10月9日・15日の取引

10月9日の仕訳
(借)買掛金・沖縄 9,000
 (貸)仕入 9,000
10月15日の仕訳
(借)買掛金・沖縄 331,000
 (貸)現金 331,000

 9日の取引は、沖縄商店勘定の「10/9 返品」から、沖縄商店から仕入れた商品の一部を返品したことが分かります。ただ、この時点では金額が分からないのでひとまず先に進みましょう。

 15日の取引は、沖縄商店勘定の「10/15 現金払い」と買掛金勘定の「10/15 331,000」から、沖縄商店に対する買掛金331,000円を現金払いしたことが分かります。

 よって、買掛金勘定の10月15日の欄には「現金(A)」、沖縄商店勘定の10月15日の欄には「331,000」が入ります。

 また、沖縄商店勘定の15日の空欄を埋めることにより、貸借差額で9日の金額を求めることができます。

 よって、買掛金勘定の10月9日の欄には「9,000」、沖縄商店勘定の10月9日の欄には「9,000(⑤)」が入ります。

第2問の下書き3

10月21日の取引

10月21日の仕訳
(借)仕入 821,000
 (貸)買掛金・北海道 821,000

 北海道商店勘定の「10/21 仕入れ」から、北海道商店から商品を掛けで仕入れたことが分かります。金額は北海道商店の合計額1,031,000円から前月繰越210,000円を差し引いて求めましょう。

 よって、買掛金勘定の10月21日の欄には「21仕入」、北海道商店の10月21日の欄には「821,000」が入ります。

第2問の下書き4

10月22日の取引

10月22日の仕訳
(借)買掛金・北海道 11,000
 (貸)仕入 11,000

 22日の取引は、北海道商店勘定からは「買掛金が11,000円減少した」ことしか分かりませんが、買掛金勘定の15日と25日に挟まれている行に22日の取引が入ることが(消去法で)分かります。

 また、この行に書かれている「仕入」から、22日に9日の取引と同様の返品(または割戻し)が行われたことが分かります。

 よって、買掛金勘定の10月22日の欄には「2211,000(①)」、北海道商店の10月22日の欄には「返品など11,000」が入ります。

第2問の下書き5

10月25日の取引

10月25日の仕訳
(借)買掛金・北海道 925,000
 (貸)普通預金 925,000

 25日の取引は、北海道商店勘定の「10/25 普通預金払い 925,000」から、北海道商店に対する買掛金925,000円を普通預金から支払ったことが分かります。

 よって、買掛金勘定の10月25日の欄には「普通預金(B)」「925,000(②)」が入ります。最後に、貸借の合計額を計算して勘定を締め切りましょう。

第2問の下書き6


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