第151回日商簿記検定2級 第5問(等級別総合原価計算)の過去問分析

第5問 等級別総合原価計算の簡単な問題。20点満点を取らなきゃダメです!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【等級別総合原価計算】に関する問題です。

 等級別は今回の本命論点のひとつだったので、きちんと対策していた方は「積数の計算」「完成品単位原価の計算」の2つのポイントも難なくクリアできたと思います。

 難易度アンケートでも、約60%の受験生が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。合格するためには短い解答時間で20点満点を取らなければいけない問題です。

問1 等価比率の計算表(積数の計算)

 問題文に「製品1枚当たりの重量によって定められた等価係数に完成品量を乗じた積数」とあるので、各等級製品の等価係数に完成品量を乗じて積数を計算しましょう。うっかり重量(300gと100g)を乗じないように気をつけてください。

  • Xの積数:3×6,000枚=18,000枚
  • Yの積数:1×2,000枚=2,000枚

 等価比率は「各等級製品の積数の割合」です。空欄の下に「100%」と書かれていたので、特に問題なく解答できたと思います。

  • Xの等価比率:18,000枚÷(18,000枚+2,000枚)=90%
  • Yの等価比率:2,000枚÷(18,000枚+2,000枚)=10%

問2 月末仕掛品原価

 問題文に「先入先出法」「度外視法」「仕損品の処分価値はゼロ」という指示があるので、その指示に従って月末仕掛品原価を計算しましょう。

  • 直接材料費の月末仕掛品原価:7,200,000円÷9,000枚×2,000枚=1,600,000円
  • 加工費の月末仕掛品原価:13,600,000円÷8,500枚×1,000枚=1,600,000円
    • 当月の月末仕掛品原価:1,600,000円+1,600,000円=3,200,000円

問3 完成品総合原価

 問題資料2て与えられている月初仕掛品原価と当月製造費用の合計額から、上で求めた月末仕掛品原価を差し引いて完成品総合原価を求めましょう。

  • 月初仕掛品原価:1,600,000円
  • 当月製造費用:20,800,000円
    • 当月の完成品総合原価:1,600,000円+20,800,000円-3,200,000円=19,200,000円
直接材料費
直接材料費
加工費
加工費

問4 Xの完成品単位原価

 問3で計算した完成品総合原価を等価比率で按分し、さらに完成品量で除して完成品単位原価を求めましょう。

 なお、完成品単位原価を求めるさいは完成品量(6,000枚)を使います。うっかり積数(18,000枚)を使わないように気をつけてください。

  • Xの完成品総合原価:19,200,000円×90%=17,280,000円
  • Xの完成品単位原価:17,280,000円÷6,000枚=2,880円/枚

問5 Yの完成品単位原価

 問4と同様に、完成品総合原価を等価比率で按分し、さらに完成品量で除して完成品単位原価を求めましょう。

  • Yの完成品総合原価:19,200,000円×10%=1,920,000円
  • Yの完成品単位原価:1,920,000円÷2,000枚=960円/枚


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