第150回日商簿記検定3級 第2問(補助簿の選択)の過去問分析

第2問 簡単な補助簿の選択問題。仕訳の売掛金には商店名を付けましょう!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【補助簿の選択】に関する問題です。

 難度・ボリュームともに平均レベル以下の問題なので、合格するためには短い解答時間で10点満点を取らなければいけない問題です。

 受験生アンケートでも、70%弱の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

平成30年6月中の取引

 本問はまず、資料2の「平成30年6月中の取引」から仕訳を推定しましょう。

 なお、売掛金に関しては「東京商店に対する売掛金」と「箱根商店に対する売掛金」の2種類があるため、勘定科目の末尾などに商店名を付けておくと問3の集計が楽になります。

6月7日の仕訳
(借)仕入 242,500
 (貸)買掛金 240,000
 (貸)現金 2,500
6月12日の仕訳
(借)売掛金・東京 78,000
 (貸)売上 78,000
6月15日の仕訳
(借)当座預金 50,000
 (貸)売掛金・箱根 50,000
6月19日の仕訳
(借)売掛金・箱根 63,000
 (貸)売上 63,000
6月22日の仕訳
(借)売上 5,000
 (貸)売掛金・箱根 5,000
6月29日の仕訳
(借)当座預金 49,000
 (貸)売掛金・東京 49,000

問1 補助簿の選択

模範解答
現金出納帳 当座預金
出納帳
商品有高帳 売掛金元帳
(得意先元帳)
買掛金元帳
(仕入先元帳)
仕入帳 売上帳
7日
12日
15日

 6月7日は商品を掛けで仕入れているので、仕入帳買掛金元帳商品有高帳に記入されます。また、当店負担の引取運賃を現金で支払っているので、現金出納帳にも記入されます。

 6月12日は商品を掛けで販売しているので、売上帳売掛金元帳商品有高帳に記入されます。

 6月15日は掛け代金が当座預金に振り込まれているので、当座預金出納帳売掛金元帳に記入されます。

問2 6月中の純売上高

 まず、総売上高・純売上高の違いを確認しておきましょう。

  • 総売上高:売上高の総額
  • 純売上高:総売上高から返品・値引・割戻などを差し引いた金額

 上記の仕訳から、6月中の総売上高が141,000円(=78,000円+63,000円)、売上戻りが5,000円であることが分かるので、6月中の純売上高は136,000円(=141,000円-5,000円)になります。

問3 6月末における箱根商店に対する売掛金

 本問はまず、資料1の「総勘定元帳における売掛金勘定の残高は ¥ 387,000 である」「東京商店に対する売掛金の残高は ¥ 230,000 」から、6月1日時点の箱根商店に対する売掛金の残高が157,000円であることが分かります。

  • 総勘定元帳における売掛金勘定の残高:387,000円
    • 東京商店に対する売掛金:230,000円
    • 箱根商店に対する売掛金:157,000円(=387,000円-230,000円)

 また、上記の仕訳から「6月中の増加額」が63,000円、「6月中の減少額」が55,000円(=50,000円+5,000円)であることが分かるので、6月末における箱根商店に対する売掛金は165,000円(=157,000円+63,000円-55,000円)になります。



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