第150回日商簿記検定2級 第5問(直接原価計算)の過去問分析

第5問 非常に簡単なCVP分析の問題。問5以外は絶対に取りこぼしてはいけません!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【直接原価計算(CVP分析)】に関する問題です。

 問1から問4はテキストの確認問題レベルですし、問5の高低点法による変動費率の計算も簿記ナビ模試でガッツリ出題していたので、きちんと対策していた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、半数以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

問1:変動費率の計算

 変動費の合計額は1,295,000円なので、この1,295,000円を売上高3,500,000円で除して変動費率0.37(37%)を求めましょう。

  • 変動費:805,000円+420,000円+70,000円=1,295,000円
  • 固定費:650,000円+515,000円+440,000円+285,000円=1,890,000円

 なお、問1は「%」で解答する必要があるため、「37」が正解になります。「0.37」で解答した場合は不正解になるので、ケアレスミスにはじゅうぶん気をつけてください。

問2:損益分岐点売上高

 売上高をSと置くと、変動費は0.37S(※問1より)、貢献利益は0.63S(=売上高-変動費)と表すことができます。「貢献利益-固定費総額=0」という1次方程式を作って、損益分岐点売上高を求めましょう。

  • 売上高:S
  • 変動費:0.37S
  • 貢献利益:0.63S(=S-0.37S)
  • 月間固定費:1,890,000円
  • 0.63S-1,890,000円=0
  • S=3,000,000円

問3:目標営業利益を達成するために必要な売上高

 問2と同様に「貢献利益-固定費総額=目標利益」という1次方程式を作って、目標営業利益630,000円を達成するために必要な売上高を求めましょう。

  • 売上高:S
  • 変動費:0.37S
  • 貢献利益:0.63S(=S-0.37S)
  • 月間固定費:1,890,000円
  • 月間目標利益:630,000円
  • 0.63S-1,890,000円=630,000
  • S=4,000,000円

問4:11月の利益計画における貢献利益と営業利益

 本問における貢献利益は0.63S、営業利益は0.63S-1,890,000円と表すことができるので、このSに11月の予想売上高3,750,000円を代入して貢献利益・営業利益の金額を求めましょう。

  • 売上高:S
  • 変動費:0.37S
  • 貢献利益:0.63S(=S-0.37S)
  • 固定費:1,890,000円
  • 営業利益:0.63S-1,890,000円
  • 貢献利益:0.63×3,750,000円=2,362,500円
  • 営業利益:0.63×3,750,000円-1,890,000円=472,500円

問5:売上高に対する水道光熱費の変動費率

 本問は高低点法による場合の変動費率が問われているので、まず、一番高い数字(8月)と一番低い数字(6月)の売上高および水道光熱費の差額を求めましょう。

  • 売上高:4,095,000円-3,345,000円=750,000円
  • 水道光熱費:527,000円-509,000円=18,000円

 両者の差額を求めたら、水道光熱費18,000円を売上高750,000円で除して、売上高に対する水道光熱費の変動費率0.024(2.4%)を求めましょう。

 なお、問5は問1と同様に「%」で解答する必要があるため、「2.4」が正解になります。「0.024」で解答した場合は不正解になるので、ケアレスミスにはじゅうぶん気をつけてください。



ページの先頭へ