日商簿記検定3級 第148回総評(過去問分析)

第1問 全体的には簡単な部類の仕訳問題。第1問は過去問対策が非常に効果的です。

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。

 問2の債権債務の相殺は初めての出題でしたし、問4の整地費用の処理は少し難しかったかもしれませんが、全体的には簡単な部類の問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、70%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。合格するためには最低でも16点(5問中4問正解)は取りたい問題です。

第2問 毎度おなじみの勘定記入問題。自家消費の処理がポイントです。

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【勘定記入】に関する問題でした。

 10月20日の自家消費の処理が少し難しかったかもしれませんが、第1問(仕訳問題)で過去に出題されたことがある論点なので、仕訳対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、60%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 30点満点を狙える簡単な試算表作成問題。ケアレスミスに気をつけて!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は予想通り【試算表作成問題】でした。

 月中取引の数が少なく、また売掛金・買掛金明細表を作成する必要もなかったので、きちんと対策していた方は短い解答時間で高得点が取れたと思います。

 受験生アンケートでも、70%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第4問 第144回試験以来の仕訳日計表の作成問題。めちゃくちゃ簡単です!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【仕訳日計表】に関する問題でした。

 第144回で出題された仕訳日計表の問題よりもかなり簡単でしたので、きちんと対策していた方にとってはボーナス問題になったと思います。

 受験生アンケートでも約90%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第5問 全体的には難度・ボリュームともに平均レベルの財務諸表作成問題です。

第5問の難度アンケート結果

 第5問は、大方の予想どおり【財務諸表作成問題】でした。

 決算整理事項等1と2の処理が少し難しかったかもしれませんが、その他の処理は難度・ボリュームともに平均レベルです。

 また、決算整理事項等5の「耐用年数到来済みの固定資産の処理」は初めて出題されましたが、丁寧な指示が入っていたので初見でもじゅうぶん対応できたと思います。

 受験生アンケートでは約50%の方が「かなり難しかった」「やや難しかった」と回答していますが、最低でも7割(30点満点中21点)は取りたい問題です。

まとめ がんばって勉強した人が順当に合格できる良い問題だったと思います!

全体的な難度に関するアンケート結果

 第148回日商簿記検定3級は、5問とも「質」「量」ともに平均以下のレベルの問題でした。過去問や予想問題を使ってきちんと勉強していれば、余裕で合格点を取れる試験回だったと思います。

 受験生アンケートでも約半数の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。このまとめを書いている時点では最終的な合格率は分かりませんが、45%前後ぐらいの高い数字になりそうです。

問題を解く順番について

 日商簿記検定に限らず、資格試験の問題は簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解くのが鉄則です。試験開始の合図とともにすぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題をチェックして、簡単な問題・自分の得意な問題から順番に解いてください。

 ただ、今回は難しい問題がなかったのでどのような順番で解いても構いません。私は第1問から順番に解いていきました。

第149回試験の対策について

 第1問の仕訳問題に関しては、今回と同じように過去問類似問題をベースとした出題が予想されますが、1問か2問は難度の高い問題が出題される可能性もじゅうぶんに考えられます。

 このような問題が出題された場合は、問題に列挙されている勘定科目をヒントにしてなんとか解答仕訳を考えるしかありませんが、テンパってしまって解答時間を浪費しすぎないように気をつけてください。

 第3問は試算表作成問題が鉄板ですが、今回よりも難度の高い&分量の多い問題が出題される可能性もあります。過去問や予想問題を何度も解いて処理スピードのアップを図っておきましょう。

 第5問の出題状況は以下のとおりです。今後は精算表作成問題よりも財務諸表作成問題の出題がメインになりそうです。

 最近の出題頻度を勘案しますと、「第141回→第142回」のように2回連続で財務諸表作成問題が出題される可能性もじゅうぶんあります。第149回は精算表・財務諸表のどちらが出題されてもきちんと対応できるように準備しておきましょう。



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