日商簿記検定3級 第147回総評(過去問分析)

第1問 5問とも過去問類似問題。短い解答時間で20点満点を狙いましょう!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。

 特に難しい処理はなく、5問とも過去問類似問題だったので、簿記検定ナビの仕訳問題対策を使ってきちんと勉強していた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、約半数の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。合格するためには短い解答時間で20点満点を取りたい問題です。

第2問 売上値引の指示が分かりづらい!…が、全体的には簡単な帳簿記入問題です。

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【帳簿記入】に関する問題でした。

 具体的には、(1)で移動平均法による場合の商品有高帳を作成し、(2)で純売上高・売上原価・売上総利益を解答するというスタンダードな問題です。

 売上値引の指示が少し分かりづらかったかもしれませんが、その他の処理はいずれも基本的なものばかりだったので、きちんと過去問対策していた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、約60%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 ちょっと難しめの残高試算表作成問題。顧客負担の発送費の処理は難しい!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は予想通り【試算表作成問題】でした。

 処理すべき取引の量がやや多く、ICカードのチャージ&使用時の処理など、過去問ではあまり見かけない形の取引がいくつかあったので、「難しい」というよりも「解きにくい」と感じた方が多かったのではないでしょうか。

 受験生アンケートでも「普通ぐらいだった」「やや難しかった」という回答が多く、時間を浪費してしまった&点数を取りこぼしてしまった受験生が多かったようです。

第4問 手数料に関する勘定記入の問題。ケアレスミスに気をつけて10点満点を!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【勘定記入】の問題でした。

 具体的には、支払手数料勘定と前払手数料勘定の空欄を埋める勘定記入の問題ですが、過去にも似たような問題が何度も出題されているため、過去問対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、半数以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。合格するためには、短い解答時間で10点満点を取りたい問題です。

第5問 簡単な精算表作成問題。確実に30点満点を取りたい問題です。

第5問の難度アンケート結果

 第5問は、簡単な【精算表作成問題】でした。

 特に難しい処理もなく、ボリュームも平均レベルだったので、きちんと過去問対策をしていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも80%近いの方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しており、合格するためには短い解答時間で最低でも24点(約8割)は取らなければいけない問題です。

まとめ 簿記3級の攻略のカギは「過去問対策(+仕訳対策)」にあり!

全体的な難度に関するアンケート結果

 第147回日商簿記検定3級は、5問とも「質」「量」ともに平均以下のレベルだったので、過去問や予想問題を使ってきちんと勉強していれば余裕で合格点を取れる試験回だったと思います。

 受験生アンケートでも半数以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。このまとめを書いている時点では最終的な合格率は分かりませんが、40%前後ぐらいの数字になりそうです。

 がんばって勉強した人が順当に合格できる「良い試験回」だったと思います。

問題を解く順番について

 日商簿記検定に限らず、資格試験の問題は簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解くのが鉄則です。試験開始の合図とともにすぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題をチェックして、簡単な問題・自分の得意な問題から順番に解いてください。

 今回の問題ですと…第3問がやや難しい(解くのに時間がかかる)ので後回しにすることをおすすめします。

第148回試験の対策について

 第1問の仕訳問題に関しては、今回と同じように過去問類似問題をベースとした出題が予想されますが、1問か2問は難度の高い問題が出題される可能性も十分に考えられます。

 このような問題が出題された場合は、問題に列挙されている勘定科目をヒントにしてなんとか解答仕訳を考えるしかありませんが、テンパってしまって解答時間を浪費しないように気をつけてください。

 また、第3問は試算表作成問題が鉄板ですが、今回よりも難度の高い&分量の多い問題が出題される可能性もあります。過去問や予想問題を何度も回して処理スピードのアップを図っておきましょう。

 第5問に関しては、最近の出題傾向を勘案すると今後は精算表作成問題よりも財務諸表作成問題の出題がメインになりそうです。

 第148回は(順番的には)財務諸表作成問題が本命になります。直近の過去問を使って万全の対策をしておきましょう。



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