日商簿記検定3級 第146回総評(過去問分析)

第1問 5問とも簡単な仕訳問題!短い解答時間で20点満点を取りましょう。

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。

 問5はあまり見かけない形でしたが処理自体は簡単ですし、他の4問も典型的な過去問類似問題だったので、仕訳対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、70%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と解答しています。合格するためには、短い解答時間で20点満点を取らなければいけない問題です。

第2問 補助簿の選択の簡単な問題。ちなみに「該当なし」の選択肢は初登場です。

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【補助簿の選択】問題でした。

 オリジナル予想問題「簿記ナビ模試」でも出題しましたし、しかもひっかけの定番である売上戻り・売上値引の処理もなかったので、きちんと対策していた方にとってはボーナス問題になったと思います。

 受験生アンケートでは「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答した方が60%ちょっとしかいませんでしたが、合格するためには最低でも8点(5問中4問正解)は取らなければいけない問題です。

第3問 過去に何度も出題されているタイプの合計残高試算表の作成問題です!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は予想通り【試算表作成問題】でした。

 合計残高試算表の他に売掛金・買掛金明細表を作成する必要がありますが、各取引の難度・分量は平均レベルなので、過去問対策をバッチリやっていた方は満点近い点数が取れたのではないでしょうか。

 受験生アンケートでも、70%弱の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。合格するためには、最低でも8割以上(30点満点中24点以上)を取りたい問題です。

第4問 簡単な伝票会計。静岡商店が静岡商店に商品を販売しているのは気のせい?

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【伝票会計】の問題でした。

 問題資料から取引を推定し、各伝票の空欄を埋めるだけの非常に簡単な問題なので、絶対に取りこぼしてはいけません。

 受験生アンケートでも、約70%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第5問 スタンダードな財務諸表作成問題。30点満点を狙いましょう!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は、大方の予想どおり【財務諸表作成問題】でした。

 問題資料から貸借対照表と損益計算書を作成するスタンダードな問題で、難度・ボリュームともに平均レベル以下だったので、きちんと対策していた方は満点近い点数が取れたのではないでしょうか。

 受験生アンケートでも、60%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

まとめ 今回も高い合格率になりそうです。

全体的な難度に関するアンケート結果

 第146回日商簿記検定3級は、5問とも「質」「量」ともに平均以下のレベルだったので、過去問や予想問題を使ってきちんと勉強していれば余裕で合格点を取れる試験回だったと思います。

 受験生アンケートでも70%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。このまとめを書いている時点ではまだ合格発表は始まっていませんが、45%~50%ぐらいの高い数字になりそうです。

問題を解く順番について

 日商簿記検定に限らず、資格試験の問題は簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解くのが鉄則です。試験開始の合図とともにすぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題をチェックして、簡単な問題・自分の得意な問題から順番に解いてください。

第147回試験の対策について

 第1問の仕訳問題に関しては、今回と同じように過去問類似問題をベースとした出題が予想されますが、1問か2問は難度の高い問題が出題される可能性も十分に考えられます。

 このような問題が出題された場合は、問題で列挙されている勘定科目をヒントにして解答仕訳を考えるしかありませんが、テンパってしまって解答時間を浪費しないように気をつけてください。

 また、第3問は試算表作成問題が鉄板ですが、今回よりも難度の高い&分量の多い問題が出題される可能性はじゅうぶんあります。過去問や予想問題を何度も回して処理スピードのアップを図っておきましょう。

 第5問に関しては、最近の出題傾向を勘案すると今後は精算表作成問題よりも財務諸表作成問題の出題がメインになりそうです。

  • 第141回:財務諸表作成問題
  • 第142回:財務諸表作成問題
  • 第143回:精算表作成問題
  • 第144回:財務諸表作成問題
  • 第145回:精算表作成問題
  • 第146回:財務諸表作成問題
  • 第147回:?

 第147回でも2回連続で財務諸表作成問題が出題される可能性はじゅうぶんあります。第142回試験第144回試験第146回試験の過去問などを使って万全の対策をしておきましょう。



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