日商簿記検定3級 第145回総評(過去問分析)

第1問 5問とも過去問類似問題。ケアレスミスに気をつけて満点を狙いましょう!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。5問とも過去問類似問題だったので、過去問対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、約80%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と解答しています。合格するためには、短い解答時間で20点満点を取らなければいけない問題です。

第2問 仕訳を間違えると芋づる式に失点してしまうのでご注意ください!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【勘定記入】に関する問題でした。

 与えられた資料から期中の取引を推定し、支払利息勘定・未払利息勘定の空欄を埋める問題ですが、難度・量ともにテキストの巻末問題レベルだったので、ケアレスミスさえしなければ10点満点が取れたのではないでしょうか。

 受験生アンケートでも半数以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 簡単な試算表作成問題。試算表の形式に気をつけてください!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は予想通り【試算表作成問題】でした。

 試算表の形式(11月30日の合計→12月中の取引→12月31日の合計)を間違えないように気をつける必要はありますが、その他は難度・ボリュームともに平均レベル以下でしたし、売掛金や買掛金の明細表を作る必要もないので、きちんと過去問対策していた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも約80%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しており、合格するためには最低でも8割(30点中24点)は取りたい問題です。

第4問 半分(4点)取れればOKの語句記入問題。サクッと埋めて先に進みましょう。

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【語句記入】の問題でした。

 問1の「税金の納付」は簡単ですが、問2の「固定資産の修繕」はテキストによっては載っていない論点なのでちょっと難しかったかもしれません。語句記入の問題は時間をかけて考えてもあまり意味がないので、サクッと埋めて先に進みましょう。

 受験生アンケートでは70%近くの方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。語群が与えられていたこともあり、意外と点数が取れた方が多かったようです。

第5問 簡単な精算表作成問題。最低でも8割は取らなきゃダメです!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は、簡単な【精算表作成問題】でした。

 未処理事項・決算整理事項3の現金過不足の処理が少し難しかったかもしれませんが、それ以外は難度・ボリュームともに平均レベル以下でした。

 受験生アンケートでも約80%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しており、合格するためには短い解答時間で最低でも25点(約8割)は取らなければいけない問題です。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 第145回日商簿記検定3級は、5問とも「質」「量」ともに平均以下のレベルだったので、過去問や予想問題を使ってきちんと勉強していれば余裕で合格点を取れる試験回だったと思います。

 受験生アンケートでも80%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。このまとめを書いている時点ではまだ合格発表は始まっていませんが、45%前後の高い数字になることが予想されます(※配点箇所次第では50%超えの可能性もあります)。

問題を解く順番について

 日商簿記検定に限らず、資格試験の問題は簡単な問題・自分の得意な問題から優先的に解くのが鉄則です。試験開始の合図とともにすぐに問題を解き始めるのではなく、まず全ての問題をチェックして、簡単な問題・自分の得意な問題から順番に解いてください。

第146回試験の対策について

 第1問の仕訳問題に関しては、今までと同じように過去問類似問題をベースとした出題が予想されますが、1問か2問は難度の高い問題が出題される可能性も十分に考えられます。

 このような問題が出題された場合は、問題で列挙されている勘定科目をヒントにして解答仕訳を考えるしかありませんが、問題にはまって解答時間を浪費し過ぎないように気をつけてください。

 また、第3問は試算表作成問題が鉄板ですが、今回よりも難度の高い&分量の多い問題が出題される可能性は十分にあります。過去問や予想問題を何度も回して処理スピードのアップを図っておきましょう。

 第5問に関しては、最近の出題傾向を勘案すると今後は精算表作成問題よりも財務諸表作成問題の出題がメインになりそうです。

 よって、第146回は財務諸表作成問題が出題される可能性が高いので、第142回試験第144回試験の過去問などを使ってきちんと対策しておきましょう。



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