第139回・日商簿記検定3級 第4問(勘定記入)の過去問分析

第4問 間接法→直接法の簡単な勘定記入問題。簿記ナビ模試が大的中です!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【勘定記入】に関する問題でした。具体的には、間接法で記帳した備品・備品減価償却累計額勘定から、直接法で記帳した場合の備品勘定の勘定科目・金額を解答する問題でしたが、簿記ナビ模試で出題した問題とほとんど同じだったので、きちんと問題を解いて復習していた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでは、約60%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答していますが、「普通ぐらいだった」と回答した受験生も多く、全体的な出来はあまり良くなかったようです。

 本問の解答手順は…まず間接法による仕訳を書きだして、それを直接法による仕訳に変換し、最後に直接法による場合の備品勘定の記入を考える、という流れになります。

平成26年1月1日(期首)

 各勘定の前期繰越記入を行います。仕訳はありません。

平成26年12月31日(期末・決算日)

 備品減価償却累計額勘定の貸方に「減価償却費 24,000」から、備品の減価償却を行ったことが分かります。

 間接法による場合は備品減価償却累計額勘定で処理しますが、直接法による場合は備品勘定を直接減額します。

間接法による場合の減価償却の仕訳
(借)減価償却費 24,000
 (貸)備品減価償却累計額 24,000
直接法による場合の減価償却の仕訳
(借)減価償却費 24,000
 (貸)備品 24,000

 期中の仕訳を書き出したら、次に直接法による場合の備品勘定の記入を考えましょう。

 まず、前期繰越の金額(ア)と次期繰越の金額(エ)ですが、直接法は減価償却にあたって固定資産の取得原価を直接減額する方法なので、(ア)には当期首の帳簿価額が、(エ)には当期末の帳簿価額が入ります。帳簿価額は取得原価から減価償却累計額を差し引いて計算しましょう。

備品勘定の前期繰越の金額
=当期首の備品の帳簿価額
=備品の取得原価-期首時点の備品減価償却累計額
=144,000円-6,000円
138,000円

備品勘定の次期繰越の金額
=当期末の備品の帳簿価額
=備品の取得原価-期末時点の備品減価償却累計額
=144,000円-30,000円
114,000円

 次に、12月31日の勘定科目(イ)と金額(ウ)には、12月31日に行った減価償却に関する勘定科目・金額が入ることが分かるので、直接法による場合の減価償却の仕訳から「減価償却費」「24,000」を引っ張ってきましょう。

 勘定記入に関しては苦手意識を持っている受験生が多いですが、一度きちんと理解すれば逆に得点源になるので、きちんと時間をかけて理解するように心がけてください。



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