第139回・日商簿記検定3級 第2問(帳簿組織)の過去問分析

第2問 各帳簿の記録から仕訳を推定する問題。第136回試験・第2問の類題です!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【帳簿組織】に関する問題でした。具体的には、当座預金出納帳・売上帳・買掛金元帳から仕訳を類推するという問題でしたが、似たような問題が第136回の第2問で出題されていたので、過去問対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 受験生アンケートでも、90%近くの方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

本問は資料が次のページにもまたがっているので、仕訳を考えるさいは買掛金元帳のデータを見落とさないように気をつけてください。

30日の取引によって当座預金出納帳の残高が貸方残になるので、問題の資料を読んだときに、「貸 55,000」の部分が目立つように丸で囲んでおきましょう。

1月5日の取引

 売上帳から300,000円の掛け売上が、また、当座預金出納帳から当店負担の発送費5,000円が発生し、小切手を振り出して支払ったことが分かるので、以下のような仕訳を切ります。

 なお、当座預金出納帳の5日の残高は取引前・取引後ともに借方残なので、小切手の振り出しに関する仕訳は当座預金勘定を使って処理すると判断します。

解答仕訳
(借)売掛金 300,000
 (貸)売上 300,000
(借)発送費 5,000
 (貸)当座預金 5,000

1月10日の取引

 買掛金元帳から100,000円の商品を掛けで仕入れ、また、当座預金出納帳から200,000円の商品を仕入れるために小切手を振り出したことが分かるので、以下のような仕訳を切ります。

 なお、当座預金出納帳の10日の残高は取引前・取引後ともに借方残なので、小切手の振り出しに関する仕訳は当座預金勘定を使って処理すると判断します。

解答仕訳
(借)仕入 300,000
 (貸)買掛金 100,000
 (貸)当座預金 200,000

1月15日の取引

 売上帳から150,000円の掛け売上が発生したことが分かるので、以下のような仕訳を切ります。

参考仕訳
(借)売掛金 150,000
 (貸)売上 150,000

1月20日の取引

 売上帳から15日の掛け売り分の戻り(売上戻り)が30,000円発生したことが分かるので、以下のような仕訳を切ります。

解答仕訳
(借)売上 30,000
 (貸)売掛金 30,000

1月30日の取引

 当座預金出納帳および買掛金元帳から、買掛金250,000円の支払いのために小切手を振り出したことが分かるので、以下のような仕訳を切ります。

 なお、当座預金出納帳の30日の残高は取引前が195,000円の借方残で、取引後が55,000円の貸方残になっているので、195,000円については当座預金勘定で処理し、55,000円については当座借越勘定で処理します。

解答仕訳
(借)買掛金 250,000
 (貸)当座預金 195,000
 (貸)当座借越 55,000

 30日の仕訳は当座借越が絡むので少し難しかったかもしれませんが、それ以外の仕訳はいずれも基本的なものばかりです。間違えてしまった方はきちんと復習しておきましょう。



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