日商簿記検定3級 第138回総評(過去問分析)

第1問 今回も仕訳!過去問対策をやっていれば20点満点が狙える問題です!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳】問題でした。受験生アンケートでは「やや難しかった」という回答が一番多かったですが、簿記検定ナビで無料配布している仕訳問題対策できちんと過去問対策していれば、短い解答時間で20点満点を取れる問題だったと思います。

第2問 毎度おなじみの商品有高帳の作成問題!過去問やってりゃ簡単です!

第2問の難度アンケート結果

 具体的には、問題の資料を元に商品有高帳を作成し、売上高・売上原価・売上総利益を求める問題でしたが、第134回の第2問(その前は第120回の問2)でも同じような問題が出題されているので、過去問対策をきちんとやっていれば短時間で完答できたと思います。

 ただ、受験生アンケートでは「普通ぐらいだった」「やや難しかった」という回答が約8割だったので、全体的な出来はあまり良くないようです。

第3問 過去問類似問題!下書きの書き方が短時間&満点解答のカギです!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は予想通り【試算表作成問題】でした。問題で与えられた前期末の繰越試算表に、平成26年1月中の取引を反映させて、1月31日時点の合計残高試算表を作成するという基本的な問題だったので、きちんと過去問対策していた方にとってはボーナス問題になったと思います。

 受験生アンケートでは「普通ぐらいだった」という回答が一番多かったんですが、このレベルの問題をスラスラ解けないのは単に準備不足なだけだと思います。

第4問 3伝票制の伝票会計!絶対に満点を取らなければいけない問題です!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【伝票会計】に関する問題でした。取引全体の仕訳を書きだした上で3伝票制の各伝票の空欄を埋める簡単な問題で、受験生アンケートでも80%以上の方が「かなり簡単だった」と回答しています。

第5問 久しぶりに登場した財務諸表作成問題!決算整理はとても簡単です。

第5問の難度アンケート結果

 第5問は久しぶりに【財務諸表作成問題】が出題されました。前回出題されたのが第124回試験なので、最新の過去問題集には財務諸表作成問題はギリギリ収載されておらず、精算表作成問題の対策しかしていなかった方にとっては少々キツかったかもしれません。

 受験生アンケートでも、約3分の2の方が「かなり難しかった」「やや難しかった」と回答しています。個人的には、初見で20点以上取れれば十分だと思います。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 第138回日商簿記検定3級は、第5問の財務諸表作成問題が少し難しく感じたかもしれませんが、その他の第1問~第4問まではいずれも過去問類似問題だったので、過去問対策をきちんとやっていれば合格点を取れる試験回だったと思います。

 受験生アンケートでは「やや難しかった」という回答が一番多かったですが、これは第5問の(ぱっと見の)難度に引きずられた影響だと思います。なお、最終的な合格率は現時点(11/26)ではまだ分かりませんが、3級の平均合格率と同じぐらいの数字(約40%前後)になりそうです。

 簿記3級は、過去に出題された問題が(金額や条件等を少しいじって)何度も繰り返し出題される傾向にあるので過去問対策が非常に有効です。

 市販されている過去問題集を1冊購入し、問題を覚えてしまうぐらいまで何度も解き直してください。対策の目安は3回転~5回転ぐらいで、「収載されている全ての問題を、制限時間の80%以内の解答時間で、90点以上取れるまで」やれば、かなりの確率で合格できると思います。

 なお、過去問を解く際には「必ず時間を計ってやること」「なるべく少ない下書きで正解が導き出せるように毎回工夫すること」の2点に気をつけてください。計測した解答時間は毎回メモるようにして、回数を重ねるごとに短縮できているかチェックします。

 また、下書き用紙については捨てずに全て保管しておいて、回数を重ねるごとにムダを削ぎ落とすことができているかチェックします。ケアレスミスを防止するためにも、なるべくシンプルな下書きで解答できるように工夫してください。



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