第137回・日商簿記検定3級 第4問(仕訳問題)の過去問分析

第4問 支払利息に関する仕訳問題!決算整理仕訳の金額算定がポイントです。

第4問の難度アンケート結果

 第4問は、支払利息に関する【仕訳】問題でした。具体的には、支払利息勘定から、利払日の仕訳・決算整理仕訳・決算振替仕訳・翌期首の再振替仕訳の4つの仕訳を推定する問題ですが、多くの受験生が苦手とする決算振替仕訳が絡んでくるので、少し難しく感じたかもしれません。

 受験生アンケートでも、「(難度は)普通ぐらいだった」と回答する方が一番多く、出来はまあり良くなかったようです。本問は、決算振替仕訳以外の3つの仕訳で6点を取れれば十分なので、分かる仕訳だけササッと答えて、配点の多い第3問・第5問になるべく多くの解答時間を割きましょう。

STEP1 9月30日の利払日の仕訳を考える

 支払利息勘定の借方の「9/30 当座預金 15,000」から利払日の仕訳が判明します。この仕訳は簡単なので特に問題ないと思います。

利払日の仕訳
(借)支払利息 15,000
 (貸)当座預金 15,000

STEP2 決算整理仕訳と再振替仕訳を考える

 支払利息勘定の借方の「12/31 未払利息」から決算整理仕訳で利息を見越し計上したことが判明します。なお、この時点では金額が分からないので空欄にしておきます。

決算整理仕訳
(借)支払利息 ?
 (貸)未払利息 ?

 また、見越し計上と翌期首の再振替仕訳はセットなので、支払利息勘定の貸方の「1/1 ( ? ) 7,500」から、見越し計上した金額が7,500円であることが判明します。

決算整理仕訳
(借)支払利息 7,500
 (貸)未払利息 7,500
再振替仕訳
(借)未払利息 7,500
 (貸)支払利息 7,500

決算整理仕訳の金額について

 決算整理仕訳の金額は、9月30日の利払日の仕訳から逆算することもできます。問題の「当期の4月1日に~借り入れた」から、9月30日に支払った利息は4月1日~9月30日の6か月分であることが判明するので、以下の数式で1か月分の利息の金額を算定します。

15,000円÷6か月=2,500円/月

 1か月分の利息の金額を算定したら、期末に見越し計上する10月1日~12月31日の3か月分の利息の金額を算定します。

2,500円/月×3か月=7,500円

 個人的には、再振替仕訳の金額を引っ張ってきたほうが簡単だと思いますが、こちらの算定方法もあわせて押さえておいてください。

STEP3 決算振替仕訳を考える

 最後に、損益勘定に振り替える金額22,500円(=15,000円+7,500円)を、支払利息勘定の貸借差額で算定します。

決算振替仕訳
(借)損益 22,500
 (貸)支払利息 22,500


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