第137回・日商簿記検定3級 第2問(勘定記入)の過去問分析

第2問 得意先元帳→総勘定元帳の勘定記入問題。「諸口」は少し難しいです。

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【勘定記入】に関する問題でした。1月5日の債権の貸倒れの処理は少し難しかったかもしれませんが、基本的には仕訳を起こして総勘定元帳の売掛金勘定の空欄を埋めていくだけなので、10点満点中7~8点は取りたい問題です。

 受験生アンケートでも、約70%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

STEP1 下書き用紙に仕訳を書きだす

 問題で与えられている得意先元帳の資料から仕訳を推定し、下書き用紙に仕訳を書きだします。日付順に仕訳を起こしていくだけなので特に問題ないと思いますが、問題文末尾のただし書きに「期首の貸倒引当金の残高は32,000円であった」とあるので、1月5日の債権の貸倒れの処理には気をつけてください。

 具体的には…貸倒れ金額76,000円のうち、貸倒引当金の期首残高32,000円については貸倒引当金勘定で処理し、残りの44,000円については貸倒損失勘定で費用処理します。

 また、1月1日の前期繰越高と12月31日の次期繰越高の金額は、問題で与えられている各商店の「前期繰越」および「次期繰越」の金額を合算して求めます。

1月1日
前期繰越高:198,000円+205,000円+76,000円=479,000円
1月5日
(借)貸倒引当金 32,000
(借)貸倒損失 44,000
 (貸)売掛金 76,000
3月11日
(借)売掛金 400,000
 (貸)売上 400,000
3月13日
(借)売上 40,000
 (貸)売掛金 40,000
5月20日
(借)売掛金 341,000
 (貸)売上 341,000
5月21日
(借)売上 26,000
 (貸)売掛金 26,000
8月8日
(借)売掛金 265,000
 (貸)売上 265,000
9月25日
(借)現金 539,000
 (貸)売掛金 539,000
10月19日
(借)売掛金 96,000
 (貸)売上 96,000
11月7日
(借)受取手形 457,000
 (貸)売掛金 457,000
12月31日
次期繰越高:284,000円+159,000円=443,000円

 参考までに、私の下書きをご紹介いたします。「う×(売掛金の省略)」や「32,-(下3桁の000を-で省略)」など、下書き時の勘定科目や金額は出来る限り省略して書くことをおすすめします。具体的な省略方法などは、勘定科目の省略パターン一覧表ページにまとめてありますので、興味のある方は一度ご覧ください。

第2問・勘定記入の下書き
第2問・勘定記入の下書き
  • う×:売掛金の省略形
  • S:売上(Sales)の頭文字
  • ゲ:現金の省略形
  • う手:受取手形の省略形

 なお、売掛金については勘定科目の末尾に「は(=播磨商店)」「ち(=筑前商店)」「ぶ(=豊前商店)」と、各商店の頭文字を付けています。これにより「どの商店に対する売掛金か?」がすぐに分かるので見直し時に便利だと思いますが、付けないほうがすっきりして分かりやすいという方は無理に付ける必要はありません。

STEP2 総勘定元帳の売掛金勘定の空欄を埋めていく

 STEP1の仕訳をもとに総勘定元帳の売掛金勘定の空欄を埋めていきます。なお、1月5日については売掛金の相手科目が貸倒引当金と貸倒損失の2つあるので、諸口と書きます。ここは少し難しいので、不正解でも構いません。

 その他の部分は簡単なので特に問題ないと思います。ケアレスミスに気をつけて答案用紙の売掛金勘定の空欄を埋めていきましょう。



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