日商簿記検定2級 第137回総評(過去問分析)

第1問 今回も仕訳問題。創立費の処理と端数利息の計算がポイントです!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。問4の創立費の処理と、問5の端数利息の計算が少し難しかったかもしれませんが、残りの3問は典型的な過去問類似問題でした。

 受験生アンケートでは、半数以上の方が「普通ぐらいだった」と回答されたのが少し意外でしたが、きちんと過去問対策をしていれば最低でも4問(16点)は取れたと思います。

第2問 第134回で出題された銀行勘定調整表の問題よりも簡単です!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【銀行勘定調整表】からの出題でした。ちょうど1年前の第134回試験の第2問でも似たような銀行勘定調整表の問題が出題されていたので、過去問対策をきちんとやっていた方は最低でも7割~8割は得点できたと思います。

 受験生アンケートでも、60%以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 難度の高い財務諸表作成問題!部分点狙いでいきましょう!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は【財務諸表作成問題】でした。全体的な難度はやや難しめで、ボリュームも大きかったので問題を解くのはかなりしんどかったと思います。受験生アンケートでも、80%近くの受験生が「かなり難しかった」「やや難しかった」と回答しています。

第4問 製造原価報告書の作成問題!勘定連絡図の書き方をマスターしましょう。

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【製造原価報告書作成問題】でした。受験生アンケートを見る限りではあまり出来が良くないようですが、本問は、以下のような勘定連絡図を書いて金額を当てはめていくだけの簡単な問題です。

第5問 仕損・減損のない簡単な組別総合原価計算の問題!満点を狙いましょう!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【組別総合原価計算】に関する問題でした。組間接費(加工費)を各製品に配賦し、BOX図を使って金額を算定するだけの簡単な問題なので、過去問対策をきちんとやっていた方にとってはボーナス問題になったと思います。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 第137回日商簿記検定2級は、第3問が難しかったものの、その他の4問はいずれも過去問類似問題で、質・量ともに普通レベルの問題でした。受験生アンケートで「やや難しかった」という回答が一番多かったのは少し意外ですが、個人的にはきちんと勉強した人が順当に合格できる試験回だったと思います。

 全体の合格率に関しては現時点(6/25)ではまだ公表されていませんが、おそらく35%前後の数字になるのではないでしょうか。ちなみに、過去10年間の2級の合格率の平均は約30%なので、それよりも少し高いぐらいになりそうです。

 さて、ここ最近は新形式の問題が出題されることが多く(特に第2問)、過去問の重要性が相対的に低下しているという話しも聞きますが、簿記2級までは過去問対策を完ぺきにやれば、どんなに難しい試験回でも合格できます。これははっきりと断言できます。

 よって、次の11月試験を受験される方は、なるべく早い時期に市販の過去問題集を1冊購入し、問題を覚えてしまうぐらいまで何度も解き直してください(目安は3回転~5回転)。「収載されている全ての問題を、制限時間の80%以内の解答時間で、90点以上取れるまで」やれば、合格安全圏に入ります。

 なお、過去問を解く際には「必ず時間を計ってやること」「なるべく少ない下書きで正解が導き出せるように毎回工夫すること」の2点に気をつけてください。計測した解答時間は毎回メモるようにして、回数を重ねるごとに短縮できているかチェックします。

 また、下書き用紙については捨てずに全て保管しておいて、回数を重ねるごとにムダを削ぎ落とすことができているかチェックします。ケアレスミスを防止するためにも、なるべくシンプルな下書きで解答できるように工夫してください。



簿記オフ会のおしらせ
簿記オフ会

 2019年10月26日(土)の夜(18時~)と10月27日(日)の昼(13時~)から東京・渋谷で簿記検定ナビ主催の簿記オフ会を開催いたします。現在参加者募集中です!

 みんなで楽しく気分転換&情報交換しませんか?人見知りする方も管理人がなるべくフォローしますので、ぜひぜひご参加ください!

簿記教材の割引キャンペーン情報
CyberBookStore

 資格の学校TACの直販サイトでは、TAC出版の簿記教材を割引価格(定価の10%~20%オフ)&冊数に関係なく送料無料で購入することができます。

簿記検定ナビの人気コンテンツ

ページの先頭へ