第137回・日商簿記検定2級 第4問(費目別計算)の過去問分析

第4問 費目別計算のC/R作成問題!勘定連絡図の書き方をマスターしましょう。

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【費目別計算】の製造原価報告書作成問題でした。受験生アンケートを見る限りではあまり出来が良くないようですが、本問は、以下のような勘定連絡図を書いて金額を埋めていくだけの簡単な問題です。

勘定連絡図の作り方と解答手順について

 まず、左半分の材料勘定・直接工賃金勘定・間接工賃金勘定・給料勘定を完成させます。次に製造間接費勘定・製造間接費配賦差異勘定を完成させて、最後に仕掛品勘定を完成させます。金額を転がしていくようなイメージでどんどん振り替えていきましょう。

 また、解答手順は「下書き用紙に各勘定を設定する(勘定連絡図の下地をつくる)」→「資料の各金額を勘定連絡図に移記する」→「勘定連絡図を完成させる」→「勘定連絡図の金額を答案用紙に移記する」という順番になります。

製造間接費配賦差異について

 本問は、問題文に「製造間接費を直接労務費の200%の予定配賦率で正常配賦」とあり、製造原価の計算も予定配賦額を用いる必要があるので、実際発生額が記載されている製造原価報告書の金額を予定配賦額に修正します。

 具体的には…100,000円の借方差異(不利差異)は、実際発生額よりも予定配賦額が少なかったことを意味するので、実際発生額から製造間接費配賦差異100,000円を差し引きます。

第4問・費目別計算の下書き
第4問・費目別計算の下書き
  • 期首材料有高:120,000円
  • 当期材料仕入高:9,880,000円
  • 期末材料有高:150,000円
  • 当期材料仕入高:120,000円+9,880,000円-150,000円=9,850,000円
    • 直接材料費:8,295,000円
    • 間接材料費:1,555,000円
  • 直接工賃金 当期支払高:3,815,000円
  • 直接工賃金 期末未払高:220,000円
  • 直接工賃金 期首未払高:200,000円
  • 直接工賃金 要支払高:3,815,000円+220,000円-200,000円=3,835,000円
    • 直接労務費:3,835,000円
  • 間接工賃金 当期支払高:545,000円
  • 間接工賃金 期末未払高:80,000円
  • 間接工賃金 期首未払高:100,000円
  • 間接工賃金 要支払高:545,000円+80,000円-100,000円=525,000円
    • 間接労務費:525,000円
  • 給料 当期支払高:290,000円
  • 給料 期末未払高:50,000円
  • 給料 期首未払高:40,000円
  • 給料 要支払高:290,000円+50,000円-40,000円=300,000円
    • 間接労務費:300,000円
  • 製造経費:1,500,000円+保険料1,200,000円+減価償却費2,400,000円+その他290,000円
    • 間接経費:5,390,000円
  • 間接材料費:1,555,000円
  • 間接労務費:525,000円+300,000円=825,000円
  • 間接経費:5,390,000円
    • 正常配賦額:3,835,000円×200%=7,670,000円
    • 製造間接費配賦差異:7,670,000円-(1,550,000円+825,000円+5,390,000円)=100,000円(借方差異)
  • 期首仕掛品有高:200,000円
  • 当期総製造費用:8,295,000円+3,835,000円+7,670,000円=19,800,000円
  • 期末仕掛品有高:300,000円
    • 当期製品製造原価:20,000円+19,800,000円-300,000円=19,700,000円


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