日商簿記検定3級 第136回総評(過去問分析)

第1問 内容はいずれも簡単なものばかり。勘定科目に気をつけて!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳】問題でした。問4の手形貸付金以外は過去問類似問題でしたし、手形貸付金も簡単な問題だったので、きちんと過去問対策をしていれば短い解答時間で全問正解できたと思います。受験生アンケートでも、約70%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第2問 見慣れない形式の帳簿組織の問題。部分点狙いでいきましょう。

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【帳簿組織】に関する問題でした。当座預金出納帳・受取手形記入帳・買掛金元帳から仕訳を類推するという、見慣れない形式の問題だったので面食らってしまった受験生も多かったと思います。

 ただ、当座借越が絡む1月31日の仕訳以外は簡単なので、資料の見落としに気をつければ半分以上は取れたと思います。事実、受験生アンケートでも半数近くの方が「やや簡単だった」と回答しています。

第3問 二重仕訳もない簡単な試算表作成問題。満点が狙える問題です!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は巷の予想通り【試算表作成問題】でした。難度は平均レベルよりもやや易しく、ボリュームも普通レベルだったので、きちんと対策していた方にとってはボーナス問題だったと思います。受験生アンケートでも約70%の方が、「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

第4問 意表をついた空欄推定の問題。部分点狙いでいきましょう!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【語句記入】問題でした。似たような問題が第132回試験でも出題されていますが、このたぐいの問題は「語群の勘定科目を使って解答する」「配点が少ないので満点狙いではなく部分点でOK」の2点に気をつけて解いてください。

 受験生アンケートでは、約4割の方が「やや難しかった」と回答しており、出来はあまり良くなかったようです。本問は、知っているか知らないかだけの問題なので、あまり時間をかけずに空欄を埋めて、配点の多い第3問・第5問になるべく多くの時間を割きましょう。

第5問 有価証券が2回動く点に注意!あとは簡単な問題です。

第5問の難度アンケート結果

 第5問は、簡単な【精算表作成問題】でした。有価証券が2回動く(売却と時価評価)ところと、未払利息の算定が少し難しかったかもしれませんが、その他の部分はいずれも簡単な取引だったと思います。

 よって、過去問対策をきちんとやっていれば、少なくとも8割~9割(24点~27点)の点数を取ることが出来たと思います。受験生アンケートでも、3分の2以上の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 第136回日商簿記検定3級は、配点の少ない第2問・第4問が少し難しかったものの、配点の多い第1問・第3問・第5問が比較的簡単だったので、きちんと過去問対策をした人が順当に合格できる試験回だったと思います。受験生アンケートでも、約70%の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しています。

 簿記3級は、第1問・第3問・第5問の配点が多く(100点中80点前後)、しかも仕訳問題・試算表作成問題・精算表作成問題の出題がほぼ鉄板で、似たような問題が何度も繰り返し出題される傾向にあるので過去問対策が非常に有効です。

 TACやネットスクールから出版されている過去問題集を1冊購入し、問題を覚えてしまうぐらいまで何度も解き直してください。対策の目安は3回転~5回転ぐらいで、「収録されている全ての問題を、制限時間の80%以内の解答時間で、90点以上取れるまで」やれば、かなりの確率で合格できると思います。

 なお、過去問を解く際には「必ず時間を計ってやること」「なるべく少ない下書きで正解が導き出せるように毎回工夫すること」の2点に気をつけてください。

 計測したタイムは解答用紙に記入しておき、回数を重ねるごとに短縮できているか毎回チェックし、下書き用紙については捨てずに保管しておいて、常に比較できるようにしておいてください。



ページの先頭へ