日商簿記検定2級 第136回総評(過去問分析)

第1問 最低でも4問は取りたい仕訳問題。仕訳は過去問対策が必須です!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。問3の研究開発費は約10年ぶりの出題でしたし、問4の手形の更改で決算整理仕訳まで問われるなど、いつもと少し毛色が違う問題が出題されましたが、残りの3問は典型的な過去問類似問題でした。

 受験生アンケートでは、約6割の方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しており、きちんと過去問対策をしていれば20点満点が狙える問題だったと思います。

第2問 きちんと過去問対策していれば余裕で満点が取れる伝票会計の問題!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は【伝票会計】からの出題でした。仕訳日計表と総勘定元帳(受取手形と支払手形)、得意先元帳(横浜商店・大阪商店)を作成する問題で、過去に何度も出題されているおなじみのパターン問題です。

 受験生アンケートでも8割近くの受験生が「かなり簡単だった」と回答しており、本問は単に満点を取るだけでなく、なるべく短い解答時間で満点を取ることが合格へのカギになります。

第3問 とっても簡単な本支店会計の問題。満点を取らなきゃいけません!

第3問の難度アンケート結果

 第3問は【本支店会計】に関する問題でした。典型的な過去問類似問題で、しかも簡単かつ量も少なめだったので、下書きを定型化して機械的に処理できる人にとってはボーナス問題になったと思います。

 受験生アンケートでも、7割近くの方が「かなり簡単だった」と回答されています。

第4問 費目別計算の仕訳問題。指定された勘定科目を使って解答しましょう!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【費目別計算】の仕訳問題でした。工場消耗品や材料副費、製造間接費差異の処理が少し難しかったかもしれませんが、難度的には普通レベルの問題だと思います。

第5問 作問者の優しさが嬉しい直接原価計算の問題。取れるところを確実に!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【直接原価計算】に関する問題でした。本問は一見、難しいように見えるかもしれませんが、期首・期末に製品と仕掛品がなく、営業利益の金額もあらかじめ与えれているので、この論点が苦手な方でもなんだかんだで部分点を拾えたのではないかと思います。

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 今回は全体的に易しい問題が多く、努力した人がきちんと合格できる試験回だったと思います。受験生アンケートでも、80%近くの方が「かなり簡単だった」「やや簡単だった」と回答しており、久しぶりに高い合格率になりそうです。

 今回は第1問が仕訳問題、第2問が伝票会計、第3問が本支店会計でしたが、いずれも過去問類似問題で、きちんと過去問対策をやっていれば9割前後の点数が取れたはずです。

 ここ最近は新形式の問題が出題されることが多く、過去問の重要性が相対的に低下しているという話しも聞きますが、個人的には「簿記2級までは過去問を完ぺきにやれば、どんなに難しい試験回でも合格できる」と考えています。

 よって、今回の試験で残念な結果になってしまった方は、TACやネットスクールから出版されている過去問題集を1冊購入し、問題を覚えてしまうぐらいまで何度も解き直してください。

 対策の目安は3回転~5回転ぐらいで、「収録されている全ての問題を、制限時間の80%以内の解答時間で、90点以上取れるまで」やれば、かなりの確率で次の6月の試験に合格できると思います。

 なお、過去問を解く際には「必ず時間を計ってやること」「なるべく少ない下書きで正解が導き出せるように毎回工夫すること」の2点に気をつけてください。

 計測したタイムは解答用紙に記入しておき、回数を重ねるごとに短縮できているか毎回チェックし、下書き用紙については捨てずに保管しておいて、常に比較できるようにしておいてください。



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