第135回・日商簿記検定3級 第4問(勘定記入)の過去問分析

第4問 売上原価勘定を使った勘定記入の問題は「浮く牛食う」がポイント!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【勘定記入】に関する問題でした。簿記3級受験生の多くが苦手とする勘定記入の問題で、しかも難度の高い売上原価勘定の処理が問われたため、受験生アンケートでも半分近くの方が「かなり難しかった」「やや難しかった」と回答しています。

 本問はまず、売上原価勘定を用いて売上原価を算定する際の仕訳(浮く牛食う(うくうしくう)で覚えてください)を書き出します。

売上原価勘定を用いて売上原価を算定する際の仕訳(決算整理仕訳)
(借)売上原価 100,000
 (貸)繰越商品 100,000
(借)売上原価 2,900,000
 (貸)仕入 2,900,000
(借)繰越商品 200,000
 (貸)売上原価 200,000

 1行目の100,000円は、答案用紙の「1/1 前期繰越 100,000」から、2行目の2,900,000円と3行目の200,000円は問題文のただし書きから金額を拾ってきます。

 仕訳を確認したら、繰越商品勘定と売上原価勘定に必要な記入を行い、その後、両勘定を締め切るとともに、繰越商品勘定についてはさらに開始記入まで行います。

 具体的には、繰越商品は資産の科目なので差額は「次期繰越」として帳簿を締め切り、翌期の期首(1月1日)に「前期繰越」として開始記入を行います。一方、売上原価は費用の科目なので貸借差額の2,800,000円(=100,000円+2,900,000円-200,000円)を損益勘定に振り替えます。

売上原価勘定の貸借差額を損益勘定に振り替える仕訳(決算振替仕訳)
(借)損益 2,800,000
 (貸)売上原価 2,800,000

 本問は帳簿の締切と開始記入がやや難しいですが、「浮く牛食う」という語呂で簡単に導き出せる決算整理仕訳を勘定に記入するだけで、8点中4点前後の得点が見込めます。本試験では満点を狙う必要はありませんので、簡単なところで確実に部分点を稼いでください。



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