日商簿記検定2級 第135回総評(過去問分析)

第1問 5問とも過去問類似問題。20点満点取らなければいけない問題です!

第1問の難度アンケート結果

 第1問は今回も【仕訳問題】でした。受験生アンケートでは「普通ぐらいだった」という回答が一番多かったんですが、5問とも過去問類似問題だったので、きちんと過去問対策をしていた方にとってはボーナス問題だったと思います。

 なお、仕訳の過去問対策は、簿記検定ナビで無料配布している…

第2問 受験生の戦意を喪失させる難度の高い勘定記入!

第2問の難度アンケート結果

 第2問は有形固定資産の【勘定記入】に関する問題でした。どの学校もこの手の問題の出題を予想できなかった&勘定記入を苦手にする受験生が多かったこともあり、総じて出来は悪かったようです。受験生アンケートでも6割弱の方が「かなり難しかった」と回答しています。

 ただ、第2問の全てが難しかったわけではなく、備品や車両の処理に関しては…

第3問 商品評価損や社債発行費の計算がやや難しい精算表作成問題!

第3問の難度アンケート結果

 第3問はスタンダードな【精算表作成問題】でした。質・量ともに普通レベルの問題ですが、商品評価損や有価証券利息、社債発行費の計算などに手間取って苦戦した受験生が多かったようです。アンケートでも半分近くの方が「やや難しかった」と回答しています。

 決算整理事項等の処理に関しては、「下書き用紙に仕訳を書きだした上で答案用紙の修正記入欄を埋めていく」方法と…

第4問 「予定配賦額=予定配賦率×実際操業度」を知っていれば簡単な問題!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【部門別原価計算】に関する問題でした。問1の月次予算部門別配賦表は簡単なので特に問題無いと思いますが、問2の勘定記入は資料(2)の月次機械稼働時間データの取り扱いを間違えてしまった受験生が多かったようです。

 受験生アンケートでは、2割以上の受験生が「かなり簡単だった」と回答している一方…

第5問 製造間接費の差異分析。標準・基準操業度と固定予算額がカギです!

第5問の難度アンケート結果

 第5問は【標準原価計算】に関する問題でした。資料の読み取りに若干注意する必要があったものの、中身はいたって普通の差異分析の問題だったので、総じて出来はいいんじゃないかな…と予想していたんですが、受験生アンケートでは…

まとめ

全体的な難度に関するアンケート結果

 今回の2級試験は第2問の勘定記入が難しく、第3問以降の出来もあまり良くなかったこともあり、前回試験の合格率(13.3%)ほど低くはならないものの、20%前後の厳しい数字になりそうです。受験生アンケートでも半分以上の方が「やや難しかった」と回答しています。

 ここ最近、新形式の問題の出題が続いていて、今後の勉強法について悩んでいる方も多いと思いますが、個人的には「テキスト&問題集→過去問題集(+仕訳対策)」という王道パターンで十分対応できると考えています(予想問題集は余裕があれば…ぐらいの位置づけでOKです)。

 今回の第1問は5問全て過去問類似問題でしたし、第3問の精算表は質・量とも普通レベル、第4問・第5問も工業簿記の基本的な理解を問う普通レベルの問題でした。

 よって、きちんと過去問&仕訳対策をしていれば第1問で20点、第3問~第5問で8割は取れるはずです。これだけで約70点になるので、第2問で数点の部分点が取れれば合格できる計算になります。

 今後については、「過去問&仕訳対策をきちんとやる」「予想はあくまでも予想なので、参考程度にとどめる」「工業簿記は練習問題を解く際に、常に数字(金額)の意味を考えるクセをつける」「見たことがない問題が出たら、とにかく部分点狙いで食らいつく」の4点が特に大事になると思います。



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