第135回・日商簿記検定2級 第4問(部門別原価計算)の過去問分析

第4問 「予定配賦額=予定配賦率×実際操業度」を知っていれば簡単な問題!

第4問の難度アンケート結果

 第4問は【部門別原価計算】に関する問題でした。問1の月次予算部門別配賦表は簡単なので特に問題無いと思いますが、問2の勘定記入は資料(2)の月次機械稼働時間データの取り扱いを間違えてしまった受験生が多かったようです。

 受験生アンケートでは、2割以上の受験生が「かなり簡単だった」と回答している一方、4割近くの受験生が「普通ぐらいだった」と回答しており、出来不出来がはっきり分かれる問題だったことが分かります。

問1 直接配賦法により計算するだけ。確実に12点取りたい問題です!

 問1は補助部門である修繕部と倉庫部の部門費を直接配賦法で製造部門に配賦するだけなので特に問題ないと思いますが、配賦額を計算する際には第1製造部と第2製造部のデータ(修繕時間:130時間、材料運搬回数:32回)のみを使う点に気をつけてください。

 誤って合計欄のデータ(修繕時間:150時間、材料運搬回数:40回)を使って配賦額を計算をしてしまうと、補助部門費を全額配賦することができなくなり、第4問が全滅…という悲惨な結果になってしまいます。

問2 勘定記入の問題。製造間接費は予定配賦が原則です!

 問2は、問1で求めた製造部門の製造部門費から予定配賦率を計算し、それに実際操業度(本問の場合は実際機械稼働時間)を掛けあわせて予定配賦額を算定し、製造間接費勘定・仕掛品勘定の空欄の埋める問題です。

 それでは順番に考えていきましょう。まず予定配賦率ですが、問1で求めた製造部門費と問題の資料(2)の予定機械稼働時間を使って算定します。

  • 第1製造部の予定配賦率:@120円(=180,000円÷1,500時間)
  • 第2製造部の予定配賦率:@150円(=165,000円÷1,100時間)

 次に予定配賦額を算定しますが、製造間接費は予定配賦が原則で、予定配賦額は予定配賦率に実際操業度(実際機械稼働時間)を掛けあわせて算定するという基本的なルールに従って処理するだけです。

  • 第1製造部の予定配賦額:172,800円(=@120円×1,440時間)
  • 第2製造部の予定配賦額:150,000円(=@150円×1,000時間)

 問2を間違えてしまった方はこの基本的なルールが抜けていて、「予定?実際?どっちを使うんだっけ?ていうか両方ともダミーデータじゃない?」と混乱し、問1で求めた製造部門費をそのまま記入してしまった方が多かったようです。

 予定配賦額を算定したら、後は答案用紙の製造間接費勘定・仕掛品勘定の空欄を埋めるだけです。実際発生額と予定配賦額の差額は配賦差異として把握します。



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