第119回・日商簿記検定試験3級 総評 (試験日・2008年6月8日) |
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第2問は【帳簿】からの出題でした。売掛金元帳と売掛金明細票を作成する問題でしたが、特に難しいところはなかったと思います。僕が解答する際に、実際に書いた下書きを載せておきますので参考にしていただければ幸いです。
まず下書き用紙に仕訳を記入していきます。売掛金は【京都商店に対する売掛金】と【神戸商店に対する売掛金】とに分けて記入するのがポイントです。次に自分でT勘定を書いて、数字を埋めていきます。埋め終わったら後は解答用紙に数字を写していくだけです。
仕訳を頭の中でイメージして、解答用紙に直接記入していく方法のほうが時間的には早いですが、ケアレスミスをしてしまう可能性が高いですし、見直しする際も下書きがないので大変です。
第3問は今回も【試算表】の出題でした。今回は問題で決算整理仕訳と繰越試算表が問題で与えられて、決算整理前合計試算表を推定する逆進問題でした。売上原価の算定方法がいつもの仕入勘定を使うものではなく、売上原価勘定を使うものだったので、戸惑った方もいらっしゃるかもしれませんが、やっていること自体は同じですので、これを機会に覚えてしまってください。売上と売上原価、繰越商品などは以下のようにボックスを書いてみると分かりやすいと思います。
このような問題で分からなくなってしまった場合ですが、諦めずに問題文や解答用紙を何度も繰り返し読んでください。例えば、売買目的有価証券に関する決算整理仕訳ですが、借方にも貸方にも勘定科目がブランクになっています。ここで諦めてしまうのではなく問題文や解答用紙からヒントを探し出すことが大事です。本問の場合は、問題文(A)(7)の損益勘定への振替仕訳のところに【有価証券評価益】という勘定がありますので、これを見て「貸方に有価証券評価益を計上したんだな」と判断することが出来ます。
第4問は【勘定記入】の問題でした。この問題は【期首の再振替仕訳】と【最後の損益勘定への振替仕訳】が出来たかどうかがポイントになります。帳簿を締め切るためには貸借を一致させなければいけませんので、12月31日時点での貸借差額を損益勘定に振り返る仕訳を切る必要があるのです。仕訳の難易度自体は高くありません。
第5問は【精算表】でした。内容自体は特に難しくなかったと思いますが、推定問題でしたので第3問と同様に、【資料に気付くことができたかどうか】がポイントになりました。現金過不足の仕訳はやや難しかったかもしれませんが、現金過不足勘定の相殺時には雑損益を計上することが多いということに気付けた方は正解までたどり着けたと思います。この問題も、商品のボックスを簡単に書いてみると分かりやすいです。
最後に |
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最近は、今までに出題されたことのないような形での出題も目立ってきています。このような問題に対する対処法としては【本質的な理解】以外はありませんので、仕訳の形を丸暗記してしまうのではなく、その意味を理解するように心がけて勉強を進めるようにしてください。
また、今回も過去問と似たような出題がいくつかありました。ある程度、力が付いてきたら過去問を入手して典型論点の問題をこなしておくと合格率が飛躍的に上がると思います。今回、残念ながら不合格だった方も、次の受験前にはぜひ過去問を有効活用して合格を勝ち取ってください。
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