日商簿記検定2級 第118回総評(過去問分析)

第118回の問題は「仕訳→伝票会計→精算表→工場会計→工程別」でした!

 第1問は【仕訳】の問題でした。今回は売上割引、受託販売、荷為替手形、有価証券売買、建設仮勘定から出題されましたが、どの問題も特に難しいことはなかったと思います。

 有価証券売買の問題はほとんどの場合、利息の計算がセットになって出てきますので、自分なりの解答パターンを確立して、取りこぼしのないように準備しておいてください。個人的には、数直線を使って解く方法が一番いいと思います。

 第2問は【帳簿組織】からの出題でした。帳簿は下書き用紙の書き方をパターン化して、数字を機械的に当てはめていくことが重要になります。近いうちに、帳簿の下書き講座のページを作りますので、帳簿の苦手な方は参考にしていただければ幸いです。

 第3問は【貸借対照表の作成問題】でした。難度的にはそんなに高くないと思いますが、未払法人税等や繰越利益剰余金勘定は、自分で損益計算書を作成して算定しなければいけないので、費用対効果を考えて最初から切ってしまうという選択もアリでしょう。

 他のところを確実に得点できれば、この2つを算定できなくても不合格になることはありません。むしろ、固執する余りに時間を浪費してしまうことのほうが危険ですので、うまく対応してください。

 このような判断はいきなり本試験で出来るものではありませんので、総合問題を解く場合は常に意識して取り掛かるようにしてください。

 第4問は【個別原価計算】からの出題で、製造原価報告書と月次損益計算書を作成させる問題でした。解答する上でのポイントは、①仕掛中のもの、②完成済みのもの、③完成・引渡し完了済みのものと3つに分けることです。この分類をしっかりしておかないと、どこにどの数字を入れていいか分からなくなる可能性があります。

 第5問は【単純+等級別】からの出題でした。簡単な問題でしたので、過去問をしっかりこなした方は高得点を取れたのではないでしょうか。ボックスを書いて、機械的に数字を埋め込んでいくだけで特に問題はなかったと思います。

 ただ、1点だけ注意すべきところとしましては、(2)の製品Yの完成品単位原価を計算する際に、【340,000÷1,000個=@340】と計算する点です。ここを500個で割ってしまわないように気をつけてください。

まとめ

 今回の試験は、スタンダードな問題が多く出題されました。日商簿記検定は過去問をベースとした出題が常態化していますので、過去問をきちんとこなすことが合格へのカギとなります。今回、残念ながら不合格だった方も、次の受験前にはぜひ過去問を有効活用して合格を勝ち取ってください。



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