日商簿記検定3級 第117回総評(過去問分析)

問題は「仕訳→穴埋め問題→試算表→決算整理仕訳→精算表」でした!

 第1問は今回もスタンダードな【仕訳】問題でした。

 仕訳問題を解く際のコツは、「分かるところから埋めていく」ということです。例えば、3問目の「当座預金の口座に振り込まれた」という文言を見たら、当座預金が増加しているわけですから、借方に「当座預金 *****」とすぐに書くクセをつけるといいと思います。

 勘定科目も問題文中に与えられているわけですから、パズルを解くような感覚でどんどん答えを解答用紙にはめ込んでいってください。

 第2問は当座預金・当座借越勘定(二勘定制)の【穴埋め問題】でした。一勘定制・二勘定制は頻出論点ですので、勉強するときは必ずセットで覚えてください。

 なお、一勘定制を採用している場合の仕訳は皆さん大丈夫でしょうか?一勘定制の場合は「当座」という勘定を使って記帳していきます。二勘定制のほうが出題確率は高いですが、余裕のある方はこちらのほうも押さえておくといいでしょう。

 第3問は【試算表】の作成問題でした。この問題のひっかけポイントは、7つある「二重仕訳」の処理ですね。私ならば、まず二重仕訳の状況を図にします。

管理人の下書き画像
管理人の下書き画像

 書き方は、自分が分かるものであればなんでもいいと思います。ただ、当座預金と受取手形・支払手形の二重仕訳は忘れやすいので注意してください。

 さて、図にすることによって二重仕訳の状況を把握することが出来ましたので、次は集計作業に入ってください。これぐらいの仕訳分量であれば、仕訳を下書き用紙に全部書き出して、二重仕訳の部分を消去するという方法が一番早いと思います。

 第4問は売上原価算定のための【決算整理仕訳】でした。売上原価算定の仕訳というと、仕入勘定で売上原価を算定する仕訳を「仕入、繰商、繰商、仕入」と機械的に覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、今回は売上原価勘定を使えという指示がありますから注意してください。

 売上原価を売上原価勘定で算定するということは、期首商品・当期仕入・期末商品を売上原価勘定に振り替えて算定するという点がポイントになります。

 出来が悪かったという人は簿記一巡の流れがまだ理解できていないということですから、テキストに戻って一巡の流れを確認してください。また、繰越商品勘定、仕入勘定、売上原価勘定、損益勘定を自分で書いてみて勘定の流れもチェックしてみてください。

 第5問は【精算表】の穴埋め問題でした。スタンダードな問題なので特に言うことはありませんが、経過勘定(未払地代、前受家賃、前払保険料、未収利息)は整理記入欄に書き込む時に貸借対照表欄も埋めてしまいましょう。一気に処理することと効率がいいですし、記入忘れも防ぐことが出来ます。

まとめ

 今回も過去問と似たような出題がいくつかありました。ある程度、力が付いてきたら過去問を入手して典型論点の問題をこなしておくと合格率が飛躍的に上がると思います。今回、残念ながら不合格だった方も、次の受験前にはぜひ過去問を有効活用して合格を勝ち取ってください。



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